秋口のファッション、油断していない? 秋の冷えを防ぐ4つの方法

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秋にカラダの不調を感じる“秋バテ”に悩む女子が増えているとか。現代女性のための健康情報を発信するウーマンウェルネス研究会が20〜40代の女性600人に行った2012年の調査によると、秋バテの不調トップ3は、疲労(疲れが取れない)、肩こり、だるさ・倦怠感だったそう。

「寒暖差や冷えへの対策を油断しやすいことが、秋バテを招く原因のひとつです。手のひらを首の後ろに当ててみて、手のひらが温かくて気持ちいいと感じたら、体が冷えているサインです」と説明するのは、医学博士で健康アドバイザーの福田千晶さん。

秋は台風や豪雨なども多く、こうした天候の変化による急激な気圧の変化は、全身のさまざまな働きをコントロールしている自律神経に負担をかけるもの。その結果、血のめぐりが滞って体が冷え、不調につながってしまうこともあるそう。

「秋口は、昼間は暖かくても夕方から急に冷え込んで、温度差が10度以上になることも。出かけるときは、カーディガンやストールなど羽織れるものを1枚多めに持っていきましょう」(同)

冬ほど寒くない今は、肌着を着ない人もいるかもしれないけれど、これも秋の冷え予防にはNG。ブラの上にすぐ服を着ると、身にまとう空気の層が少なくなって保温性が下がり、体が冷えやすくなってしまうそう。

「肌着は生地が薄いので、汗を吸ってくれるだけでなく、乾くスピードも速くなります。そのため、肌着なしでふつうの衣類をじかに着ると、衣類が汗を吸って湿り、乾くまでの間、絶えず体温を奪うため、体が冷えてしまう場合も。吸水性が高くて乾きが速いシルクや、通気性・速乾性の特殊加工を施した素材の肌着がおすすめです」(同)

また、運動して汗をかいた後、湿った靴下を履き続けると、足が冷えて体温が奪われる原因に。スポーツをするときは、靴下の替えも準備しよう。

さらに、冷えに弱い人は、寝るときの服装にも注意して。

「体は首元や腰から冷えていくので、冷えが心配な人は、えりの大きくあいたパジャマは避けましょう。また、上着をズボンに入れたり、上着の丈が長いパジャマを着たりすることで、腰を冷やすのを防止してください」(同)

夏に比べて過ごしやすい気温の秋。スポーツやレジャーを楽しむ機会には、油断しないで、寒暖差や冷えへの対策を忘れずに!

福田千晶
医学博士・健康アドバイザー。慶應義塾大学医学部卒業。東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学科勤務を経て、執筆、講演、テレビ・ラジオ番組への出演などで活躍。アルシェクリニック(大宮)外来診療も担当。ウーマンウェルネス研究会研究員。日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医。