“らっきょう”は昔から薬として使われてきた野菜です。実は、らっきょうに含まれている栄養は少なく栄養学的にはあまり価値がないのですが、におい成分の硫化アリルやアリシン、野菜では最も含有量が多いと言われている食物繊維の働きで、「畑の薬」と呼ばれるほど薬効が高い食品なのです。

薬効で考える“らっきょう”の効果は?

らっきょうに含まれる硫化アリルやアリシンは、ニンニクやタマネギにも多く含まれる成分。らっきょうを食べることで、血液をサラサラにして疲労を回復する効果があります。硫化アリルはらっきょうの独特のにおいの元となる成分ですが、ビタミンB1の吸収を7倍にも高める働きがあるのです。ビタミンB1には糖質を代謝する働きがあるので、疲労回復に効果的です。さらに、血栓を溶かすことで血流を良くする働きもあるので、生活習慣病の予防にも効果的です。らっきょうを食べるときに細胞が破壊されるとできるのがアリシンです。アリシンには強力な殺菌効果があります。

“らっきょう”がダイエッターにおススメの理由

ダイエット時にらっきょうがおススメなのは、硫化アリルがビタミンB1の吸収率を上げる効果があるからです。ついついご飯やスイーツを食べ過ぎちゃうなんてことも多いと思いますが、ビタミンB1を摂取することで、糖質が代謝されてエネルギーに変換することができるのです。血液がサラサラになる効果もあるので、体内の不要な老廃物を排出する効果も期待できます。らっきょうは酢漬けにして食べることが多いですが、お酢には脂肪の吸収を抑制する効果もあるので、食事と一緒にらっきょうを食べるといいのです。

さらにお肌スベスベの効果も

ダイエット時に心配なのが、栄養不足でお肌がガサガサになってしまうこと。肌の新陳代謝を高めるには、ビタミンC、ケイ素、ナイアシンの3つの成分を摂取するといいと言われていますが、驚くことにらっきょうにはこのすべてが含まれています。実際、毎日らっきょうを食べているというらっきょう農園の方々のお肌は年齢に関わらず驚くほどツヤスベ美肌なんです。

健康効果もダイエットにもバッチリのらっきょうですが、食べ過ぎは禁物。食べ始めるとやめられず、20粒、30粒と食べてしまうこともありますが、薬効が高いため胃に負担がかかってしまいます。1日5粒程度が適量ですし十分です。食べ過ぎると胃もたれや胸やけの原因にもなるので注意しましょう。


writer:岩田かほり