今年はこのパン屋を見逃すな!10月3日、4日にパンの祭典「世田谷パン祭り」開催

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都内の中でもおいしいパン屋が多いエリアである世田谷・三宿エリアに、パン好きにはたまらない人気店が大集合するイベントが! 2015年10月3日(土)と4日(日)の2日間、世田谷公園やIID世田谷ものづくり学校などを会場に、「世田谷パン祭り2015」が開催される。2011年から今年で5回目となる「日本最大級のパンの祭典」で、2014年には雨天にもかかわらず2万人が来場したのだそう。
「毎年ほとんどのお店が完売。売り切れが続出するのは平均14時くらいです。2日間開催のイベントですが、中には1日のみの出店のパン屋さんもあるので、事前に公式ページで出店情報をご確認ください」と広報担当の寒河江さん。

人気店のパンを買うことができる「パンマーケット」のほか、パンについて学ぶことができるセミナーやワークショップ満載の「世田谷パン大学」や、三宿の「3」にちなんだ「三宿三色パン」コンテストなどもあって、さまざまな角度でパンを楽しむことができる。そこで、注目パン屋さんやセミナーなどを、編集部がセレクト。出かける前の事前学習に役立てて。

◆売り切れ必至の人気店&今年初登場の注目店をチェック!


世田谷区のパン屋を中心に、各日50軒近くの名店がパンを販売する「パンマーケット」。2014年時にも早々に売り切れたこちらの常連3軒は、早めの来店がおすすめ。

「ブーランジェリー・オーヴェルニュ」(写真左上)は、今年のパンの世界大会「ibaカップ」でも優勝した、パンコンテストの受賞常連店。「クルミのココット」は絶品だから試して。「boulangerie JOE(ブーランジェリー ジョー)」は、ホテルオークラで修業したオーナーシェフの味と技術を備えたパンが自慢。シンボルパンは、こだわりのバゲット「バゲットJOE」(写真右上)。「Boulangerie Django(ブーランジェリー・ジャンゴ)」は、自家製のサワー種を使ったフレンチスタイルのライ麦パン「セーグル」がいちおし。

もちろん、初登場の店舗も気になるところ。特に、話題の店を手がけてきた櫻井正二氏の「onka(オンカ)」と、クロワッサンやバゲットに定評がある武蔵小山の「nemo bakery&cafe(ネモ・ベーカリー&カフェ)」は忘れずにチェックを。

◆優先入場の特典も!「三宿三色パンコンテスト」の審査に参加


開催地である三宿にちなんだ“3”をテーマにした「三宿三色パン」はイベント限定の販売で、毎年完売の人気。今年は18店のパン屋さんによる18種類の三色パンがお目見え。これらのパンは各店のブースで買うことができる。

まずおさえておきたいのは、2014年の優勝者「ブレッド&タパス沢村」。今年は、抹茶、紫イモ、カボチャの3色の生地が味わえる「和み三色パン」(写真左上)を出品。また、同年に特別賞を受賞した「マクロビーナスとパン焼き人」の「だるま落としじゃないよ、落としぶただよ〜ん。」(写真右上)は見た目もユニークで魅力的。

3色の生地を使ったパンでは、「ecru」の 「三色ベジタブルコース」(写真左下)も要チェック。こちらの「三色ベジタブルコース」は、ホウレンソウ、トマト、カボチャの3つの野菜生地を重ねていて、ひとつのパンでコースがいただけるコンセプトとか。また、フランスの伝統的なパンに和の素材を合わせた贅沢パン「ル・コルドンブルー ラ・ブティック」の「三つ味&三つ編みブリオッシュ」も、ぜひ食べたい一品。

これらのパンからグランプリを決めるコンテストも。「一般審査員」(2000円・定員20名)に事前に申し込むと、全種類を試食しての審査に参加できるうえ、その後、優先的にパンマーケットへ入場できるそう。全種類を食べたい! という人はこちらを利用して。また、注目5店のパンをセットにした「三宿三色パンセット」(3日セット2200円、4日セット1900円)を、各日30個限定・事前予約制で販売する。気になる人は公式ホームページから購入を。

◆無料参加のものも!「世田谷パン大学」でパンについて学ぶ


パンについて学ぶことができる「世田谷パン大学」も目玉のひとつ。「パンの科学」がテーマの今年は、パン作りの工程や酵母造りを学ぶものから、マニアックなパンの食べ比べ、パンとチーズなどの他素材とのペアリングなど、新たな発見に出会えるセミナー&ワークショップが2日間で計55種類も開かれる。迷ってしまいそう…という女子は次を参考に。

気軽に楽しめそうなのが、「ぱんらん in 世田谷パン祭り2015」(4日11時から13時、14時から16時/500円・写真)。3、4人組みで具材を集めてサンドイッチを完成させるリレー形式パン食い競争で、ひとりでの参加もOK。

パンを作ってみたい女子は、「こねて、まるめて、のばして!昔のパン『ピアディーナ』を作ろう」(3日11時からの12時/500円)に参加して。イタリア生まれのフライパンで作るパンを学ぶことができるそう。また、「味覚のレッスン!塩とバターとバゲットの関係」(3・4日11時30分から12時30分/1500円)では、人気のバゲットとバターの食べ比べができる。

座学では「世田谷区の人気ブーランジェリーとパティスリーによるトークセッション」(4日15時30分からの16時30分/2000円)を。3軒のシェフの本音を間近に聞くことができる講座で、「贅沢な大人気3シェフのトークセッションは世田谷パン大学としても、企画としても初めてです」(同)とか。

「それぞれの講座は、『Peatix』での事前予約が必要ですが、当日参加ができる講座もご用意しています。例えば、4日に6回に渡って開かれる「ル・コルドン・ブルー東京校ワークショップ『ファソナージュ(成形)を体験!』」(500円)では、公園でパンを作る、というめったにない体験ができますよ」(同)

◆パン以外のフードがいただける屋台や限定グッズも!

パン以外のフード屋台が充実しているのも、「世田谷パン祭り」の楽しみ。三宿の人気コーヒーショップ「NOZY COFFEE(ノージーコーヒー)」やアップルパイ専門店「GRANNY SMITH APPLE PIE & COFFEE(グラニースミスアップルパイ&コーヒー)」、池尻大橋のイタリアン「selsalsale(セルサルサーレ)」などが出店するそう。

さらに、世田谷周辺のパン屋さんを紹介した『公式世田谷パンマップ』や、ここでしか買えない限定コラボパンも登場するとか。年に1回のパンの祭典、存分に楽しんで!