オレンジやみかん、グレープフルーツ、レモンなどの柑橘類は、ビタミンCを始めカルシウム、カリウム、ビタミンB、マグネシウムなどの栄養素がバランスよく含まれる、天然のサプリメントとも言える食材です。なかでも今回注目したいのは、フラボノイドのひとつである“ヘスペリジン”という栄養素。柑橘類に多く含まれて、血管を強くするだけでなくアレルギー症状を緩和する作用もある成分です。

注目の成分“ヘスペリジン”とはどんな成分なの?

ヘスペリジンはポリフェノールの一種でビタミンPとも呼ばれ、糖類やクエン酸に次ぐ柑橘類の主成分です。ビタミンPは、体内でビタミンと同様の働きをするビタミン様物質ですが、柑橘類に含まれるものをヘスペリジンと呼びます。ヘスペリジンにはビタミンCを安定させる働きがあります。柑橘類なら両方の栄養素を同時に摂れるため、相乗効果が期待でき理想的なのです。

コラーゲンを生成する働きでプリップリのお肌に!

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丈夫な血管を作ればほんのりピンク色の頬に!

毛細血管は体の末端まで酸素や栄養素を送り、老廃物や二酸化炭素を受け取る大切な器官です。毛細血管が弱くなると、タンパク質が染み出しやすくなったり、すぐに出血してしまうなど悪影響が大きくなります。しなやかな毛細血管を保つには、やはり十分なコラーゲンの生成が重要なのです。毛細血管が丈夫になれば、血液が体のすみずみまで十分に運ばれるので、血色のいいほんのりピンク色の頬になれますよ。

注目したい“ヘスペリジン”の抗アレルギー作用

ヘスペリジンにはアレルギーによる炎症反応を抑える働きがあると言われています。アレルギー反応はアレルゲンに対する白血球の過剰反応です。アレルギー症状が起こっている時、末端の血管は白血球が通りやすいように拡張しますが、水分やたんぱく質なども過剰に通り抜けてしまうことで鼻水や鼻づまりが起こると言われています。ヘスペリジンには水分やたんぱく質の過剰な流失を抑え、アレルギー反応を緩和する働きがあります。花粉症がツラいという方は、今から積極的に柑橘類を食べてみてはいかがでしょうか。

柑橘類に多く含まれるヘスペリジンは、果肉よりも皮や袋、スジなどに多く含まれています。ヘスペリジンの効果を実感したい時は、実と一緒に袋やスジも食べるといいでしょう。よく洗ったミカンなどの皮を細かく刻んで熱湯を注いで飲んでも効果的ですよ。


writer:岩田かほり