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 マーリンズのイチロー外野手が、自己ワースト打率を更新しそうな気配になってきた。

 9月22日(日本時間23日)現在、イチローは413打席に立ち、376打数89安打1本塁打20打点11盗塁で、打率.237。9月の月間成績は、50打数8安打で、打率.160と苦しんでいる。イチローの自己ワースト打率は、13年の.262で、残り試合数を考えると、これを下回ることが濃厚になってきた。この調子でいくと、メジャー15年連続100安打達成に黄信号がともる。

 今季、ヤンキースからマーリンズに移籍したイチローの役回りは“4番手外野手”。チームのレギュラー外野手は若手3人でガッチリ固定されており、かつナ・リーグには指名打者制がないため、その出場機会は激減するものと思われていた。ところが、レギュラー陣の故障、不振が相次いだ影響で、打席数は意外にも昨季の385を超えた。

 イチローの今季基本年俸は200万ドル(約2億3930万円)だが、300打席到達で40万ドル(約4790万円)の出来高が支払われ、さらに50打席到達ごとに40万ドルずつが追加される。設定されているのは600打席までで、最大280万ドル(約3億3510万円)が得られる契約となっている。400打席をクリアしたため、すでに120万ドル(1億4370万円)の出来高をゲットした。

 こと守備と走塁に関しては健在ぶりをアピールしているイチローだが、肝心のバッティングは、成績を見るまでもなく、衰えが見え隠れする。10月で42歳になるイチローと来季契約する球団があるかどうかは微妙なところだ。

 イチローにとって、来季はメジャー通算3000安打が懸かった重要なシーズンとなる。たとえ、控え前提でも、なんとしてもプレーは続けたいだろう。

 「マーリンズはすでにプレーオフ進出の可能性が消えました。通常なら、若手優先起用にシフトしてもおかしくないのですが、イチローはいまだスタメン主体の起用となっています。その獲得に動いたダン・ジェニングズ監督が、来季を視野に入れて使っていると見て取れなくもありません」(MLB通のスポーツライターA氏)

 来季、ジェニングズ氏はGM職に復帰説もあれば、他球団のフロント入りするウワサもあり、その去就は流動的だ。前述のA氏によると、「ジェニングズ氏がマーリンズに残ることになれば、イチローも残留する可能性が高くなるのでは? この年齢と成績では、他球団がメジャー契約でオファーする確率は低いと思われます」と話す。

(落合一郎)