これから旬をむかえるれんこん。最近はれんこんパウダーなるものも人気です。れんこんは胃腸のはたらきを活性化して便秘解消やつやつや肌づくり、目の健康にもよいといわれています。れんこんに含まれる栄養パワーをここではチェックしてみましょう。

れんこんに含まれるムチンが粘膜を保護

れんこんに豊富に含まれるムチン。納豆、おくら、なめこ、山芋などねばねばの元になる成分で、体内では唾液、胃液、消化液、涙にも含まれます。ムチンは体の各器官の粘膜を保護する機能があるのです。

腸管に存在する免疫細胞のはたらきを促進し、体の免疫力をアップさせます。

胃では強い酸が分泌されますが、ムチンが胃液に含まれることで酸から胃を守り、胃かいようや胃炎を防止します。

肝臓

肝臓は代謝や老廃物を排出する臓器。ムチンよってその機能が活性化され、肝炎や脂肪肝になるリスクを軽減します。

腎臓

腎臓は老廃物を排出する臓器。ムチンがそのはたらきを高めるので、高血圧や体のむくみが解消されます。

呼吸器

鼻や口、のどの粘膜にもムチンは存在し、風邪やインフルエンザウイルスを予防すします。

ムチンがドライアイを予防

涙は目の表面の油層、その次に重なる水層、ムチン層の三層構造になっています。水層を他の2層がしっかりと包みこむことにより目のうるおいを保つことができるのです。異物が目に混入したり、パソコンやゲームなどで目を酷使したりすると涙の量が減りますが、その原因はムチンの減少によるものです。ムチンを補うことで、ドライアイが解消されるので、目の疲れや渇きがある人はムチンが配合された目薬を使うとよいでしょう。

疲労回復にも効果的なムチン

ムチンは糖とたんぱく質が結合してできた成分です。たんぱく質を分解する酵素が含まれるため、たんぱく質の消化吸収がよくなります。たんぱく質は、体のエネルギー源になる物質。筋肉は約80%がたんぱく質で構成されます。体が疲れたり、運動したりした後は、ムチンを含む食品を摂って疲労回復を早めましょう。


writer:松尾真佐代