今節のベストイレブンに選出されたズマ、香川、イグアイン【写真:Getty Images】

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今節の欧州ベスト11

 先週末も欧州各国でリーグ戦が開催された。その中でも大きな活躍を見せた選手は誰だったのだろうか。欧州主要リーグからベストイレブンを選出した。

GK:ディエゴ・ベナリオ(ヴォルフスブルク)

 原口元気のボレーシュートを含む、ファインセーブを披露。5回のシュートストップで完封勝利に貢献した。また、GKながら攻撃の起点にもなっていた。ロングフィードを3度成功させ、パス成功率は84%。失敗した2回は、ロングフィードだった。

DF:クルト・ズマ(チェルシー)

 この20歳のフランス代表DFを選出したのは、試合を大きく動かす先制点を決めたからだけではない。圧倒的な空中戦の強さ、美しさすら感じさせるスライディングタックルはどちらも成功率100%。調子の上がらないベテラン守備陣において、“マルセル・デサイーの再来”はファーストチョイスに相応しいプレーを見せた。

DF:ベルナルド・エスピノサ(スポルティング・ヒホン)

 シュート数ではデポルティボ・ラ・コルーニャに19:4と圧倒されたが、勝ったのはスポルティング・ヒホンだった。この裏にはベルナルドの活躍が欠かせない。5回のインターセプトに5回のシュートブロック、さらに12回のクリアと4回の空中戦勝利。文字通り体を張った守備は確実にチームを救った。

DF:マルク・バルトラ(バルセロナ)

 レバンテ戦ではリオネル・メッシの活躍がクローズアップされがちだが、この男も見逃せない。ストライカーの如く華麗な胸コントロールから先制点を挙げると、終盤には糸を引くような縦パスでメッシのゴールをアシスト。CBにもかかわらずパス成功率88%を記録し、1失点こそ喫したがミスの少ないプレーで陸と空を制して守備者の意地も見せた。

MF:フェリペ・メロ(インテル)

 キエーボが仕掛ければフェリペ・メロの網にかかる。それくらい存在感は際立っていた。相手に主導権を握られる中でも孤軍奮闘し、空中戦の勝利数は他の全選手を差し置いてトップの7回。攻撃面でも貢献度が高く、すでにチームの核として地位を確立しつつある。

MF:香川真司(ドルトムント)

 辛口評価で知られる伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』もベストイレブンに選出。「そこまで見えているのか」とため息が出るほど美しいロングパスで先制点を演出したかと思えば、ゴール前まで顔を出して自らネットを揺らす。見る者を唸らせる圧巻のパフォーマンスでドルトムントの王者として君臨している。

MF:ロレンツォ・インシーニェ(ナポリ)

 チーム最多となる6本のシュートを放ち、4度の決定機を演出した。この数字は1得点1アシストという結果につながり、左サイドから攻撃のエンジンとして機能した。

MF:ジャコモ・ボナベントゥーラ(ミラン)

 1得点1アシストの活躍で勝利に貢献した。トップ下の座は本田に譲ったものの、ミランの攻撃の中心を担っているのは間違いなくこのイタリア代表だ。積極的なプレッシングも好印象。

FW:ゴンサロ・イグアイン(ナポリ)

 4本のシュートを4本とも枠に飛ばし、2得点でナポリを今季初勝利に導いた。組み立てに絡む回数は少ないが、ストライカーとしてゴール前ではラツィオの守備陣を寄せ付けず。圧倒的な存在感で前線を支配した。

FW:アントニー・マルシアル(マンチェスター・ユナイテッド)

 前節のナショナルダービーでのデビュー弾に続いて、セインツ相手に2得点を記録。移籍後リーグ戦2試合で3ゴールを決めた。若干19歳にして最大107億円となる移籍金でユナイテッドに加入した“ティエリ・アンリ2世”だが、本人は全くそのプレッシャーを感じていないようだ。

FW:ユヌス・マリ(マインツ)

 今季のマインツの攻撃陣を牽引しているのは、この男であることは間違いない。ホッフェンハイム戦でハットトリックを記録し、この試合の勝利の立役者となった。日本代表FW武藤嘉紀との連係も向上しており、マルティン・シュミット監督が「M&M'S」と名付けたコンビは、本拠地コファス・アレーナのファンに大きな期待感を抱かせている。

text by 編集部