「クレジットカードを使い過ぎた」と思ったらまずやること!
社会人の「約88%」がクレジットカードを持っているというデータがあります。また、以前のアンケートで大学生の約34%がクレジットカードを保有していることが分かっています。クレジットカードがあれば現金がなくても買い物ができ、大変に便利ですが、使い過ぎてしまうと困ったことになりますね。「まずい!」と思ったときはどうすればいいのでしょうか!?
クレジットカードを使い過ぎてしまったときにまず何をすべきか? について、ファイナンシャルプランナーの前野彩先生にお話を伺いました。
--クレジットカードを使い過ぎた場合ですが。
前野先生 使い過ぎにも二つのパターンがあると思います。
1.必要なものだけを購入して使い過ぎた場合
2.なんとなくの買い物で使い過ぎた場合
例えば、大学生が就活で「スーツ」「新幹線のチケット」などをクレジットカードで購入した、というようなときは1ですね。現金がなくても購入しないと就活ができないですから、これはやむを得ない出費です。
2の場合が問題ですね。私のオフィスに相談に来られる方の中にも、気が付いたらクレジットカードで総額「200万円」も使っていたなんて人がいらっしゃいます。聞いてみますと、購入しているのは特に生活に必要なものでもないのですね。
クレジットカードにはお金を使ったという実感があまりないので、つい使い過ぎてしまいがちですが、このようになってしまうと大変です。
■まずは金額の確認! すぐに支払い方法を検討する!
--使い過ぎた! と思ったときにはまず何をすべきでしょうか。
前野先生 まず使い過ぎてその総額がいくらになっているのかを確認しましょう。また、どのような返済方法があるかを検討します。1、2の両方ともこれは必須です。
--返済方法ですが。
前野先生 どうしても支払えない場合には、クレジットカードによっては「支払いをずらす」「リボ払いにする」などの対応をしないと仕方がないでしょう。あまりお勧めはできませんが……。
--勧められない理由は何でしょうか。
前野先生 支払いを後ろにずらすとその分金利が掛かります。またリボ払いの場合は、毎月の返済金額を定額にできますが、「元本」が減りにくいというデメリットがあります。返済期間が長くなり、金利支払いばかり先行するのがリボ払いの特徴なのです。
--なるほど。
前野先生 支払い方法を変更できるのは、クレジットカード会社が当月の支払い総額を締めるまでですから注意しましょう。締まってからですと何もできなくなります。
■クレジットカードを使わないようにするのも手!
--クレジットカードを使い過ぎて、もうどうしようもなくなったらどうしたらいいのでしょうか。
前野先生 最悪かもしれませんが、親に頭を下げて助けてもらうというのも一つの方法です。でも、それで何とかなってしまうとそれを繰り返してしまう恐れがありますが……。上記の2のケースに当たる人は、クレジットカードを使うのが習慣になっている場合が多いです。
この場合、クレジットカードを捨てるということも選択肢の一つです。クレジットカードを持たないようにして、現金だけでやりくりすることを習慣付けた方が良いように思います。
また、クレジットカードの代わりに「デビットカード」を持つようにするのはどうでしょうか。デビットカードは銀行の預金口座とつながっていて、その口座にある金額までしか使えません。「ある分で何とかする」はやりくりの基本ですからね。
--ありがとうございました。
⇒ファイナンシャルプランナー・前野彩先生の公式サイト
http://www.fp-will.jp/
(高橋モータース@dcp)
クレジットカードを使い過ぎてしまったときにまず何をすべきか? について、ファイナンシャルプランナーの前野彩先生にお話を伺いました。
前野先生 使い過ぎにも二つのパターンがあると思います。
1.必要なものだけを購入して使い過ぎた場合
2.なんとなくの買い物で使い過ぎた場合
例えば、大学生が就活で「スーツ」「新幹線のチケット」などをクレジットカードで購入した、というようなときは1ですね。現金がなくても購入しないと就活ができないですから、これはやむを得ない出費です。
2の場合が問題ですね。私のオフィスに相談に来られる方の中にも、気が付いたらクレジットカードで総額「200万円」も使っていたなんて人がいらっしゃいます。聞いてみますと、購入しているのは特に生活に必要なものでもないのですね。
クレジットカードにはお金を使ったという実感があまりないので、つい使い過ぎてしまいがちですが、このようになってしまうと大変です。
■まずは金額の確認! すぐに支払い方法を検討する!
--使い過ぎた! と思ったときにはまず何をすべきでしょうか。
前野先生 まず使い過ぎてその総額がいくらになっているのかを確認しましょう。また、どのような返済方法があるかを検討します。1、2の両方ともこれは必須です。
--返済方法ですが。
前野先生 どうしても支払えない場合には、クレジットカードによっては「支払いをずらす」「リボ払いにする」などの対応をしないと仕方がないでしょう。あまりお勧めはできませんが……。
--勧められない理由は何でしょうか。
前野先生 支払いを後ろにずらすとその分金利が掛かります。またリボ払いの場合は、毎月の返済金額を定額にできますが、「元本」が減りにくいというデメリットがあります。返済期間が長くなり、金利支払いばかり先行するのがリボ払いの特徴なのです。
--なるほど。
前野先生 支払い方法を変更できるのは、クレジットカード会社が当月の支払い総額を締めるまでですから注意しましょう。締まってからですと何もできなくなります。
■クレジットカードを使わないようにするのも手!
--クレジットカードを使い過ぎて、もうどうしようもなくなったらどうしたらいいのでしょうか。
前野先生 最悪かもしれませんが、親に頭を下げて助けてもらうというのも一つの方法です。でも、それで何とかなってしまうとそれを繰り返してしまう恐れがありますが……。上記の2のケースに当たる人は、クレジットカードを使うのが習慣になっている場合が多いです。
この場合、クレジットカードを捨てるということも選択肢の一つです。クレジットカードを持たないようにして、現金だけでやりくりすることを習慣付けた方が良いように思います。
また、クレジットカードの代わりに「デビットカード」を持つようにするのはどうでしょうか。デビットカードは銀行の預金口座とつながっていて、その口座にある金額までしか使えません。「ある分で何とかする」はやりくりの基本ですからね。
--ありがとうございました。
⇒ファイナンシャルプランナー・前野彩先生の公式サイト
http://www.fp-will.jp/
(高橋モータース@dcp)