Doctors Me(ドクターズミー)- 泣き叫んで呼吸困難に!? 子供に起こる「憤怒(ふんぬ)けいれん」とは?

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「憤怒けいれん」って何?

「憤怒けいれん」という言葉を聞いたことがありますか? 「泣き入りひきつけ」と言ったほうが分かりやすいかもしれません。小さな子供が大泣きした時やとても驚いた時などに、息を吐いたまま呼吸ができない状態になり、眼球が上転して顔色もしだいに青紫がかった色になり、けいれんを起こす状態です。

見ているお父さんお母さんにとっては、非常に恐ろしい状態ですよね。また、憤怒けいれんを起こす乳幼児は、熱性けいれんの好発時期でもあることから、ほかの原因によるけいれんとの鑑別も気になるところです。

そこで今回は、小さな子供が起こす憤怒けいれんの症状や対処法について医師に伺いました。

主な症状と原因は?

憤怒けいれんの特徴は、前述の通り、非常に興奮して泣き叫んだり、とても驚くといった大きな感情的な興奮を伴うことが挙げられます。また、熱性けいれんと異なり、憤怒けいれんでは通常熱はありません。時に、てんかん発作のように四肢を硬直させるようなけいれん発作が続くこともあります。ほとんどの場合、長くても数分程度でおさまります。

原因としては、乳幼児の脳が強い興奮に耐え切れずけいれんを起こしてしまう、あるいは息を吐いたまま呼吸が止まってしまうという状態から、脳内で酸素が不足し、低酸素により引き起こされるといわれています。しかし、詳しいメカニズムについてはまだ分かっていない部分があります。

もしも子どもがけいれんを起こしたら?

子供が興奮状態でけいれんを起こした場合、小児科で必要に応じて脳波などの検査を行い、てんかんなどの病気によるけいれんではないかを確認する必要があります。

万が一、小児科で憤怒けいれんと診断されたとしても、通常成長に伴い消失するため過剰に心配する必要はありません。もし、自宅や出かけ先で子供が憤怒けいれんを起こしたら、食べ物などがのどに詰まらないよう注意し、背中をとんとんしたり、さすったりして様子をみましょう。数分以内でおさまるようであれば、問題はないでしょう。

医師からのアドバイス

見た目はとても心配な憤怒けいれんですが、過剰に心配しすぎないようにすることも大切です。子どもが大泣きしたり興奮しそうになったら抱きしめたり、その場から少し離れて落ち着かせる、といった対処ができるといいですね。

(監修:Doctors Me 医師)