美肌に口臭予防…「お風呂歯磨き美容」が注目されている理由!

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最近、「お風呂歯磨き美容」が流行っているのを、みなさんはご存知ですか?美容と言ってもその方法はとても簡単で、磨く場所をこれまでの「洗面所」から「お風呂に浸かりながら」に変えるだけ。

そこで今回はこの「お風呂歯磨き美容」の魅力について、美容ライターの大野えりかが紹介いたします!

■お風呂で歯を磨くと「丁寧」に磨ける

歯磨きというと、食事の後や夜寝る前に済ませるイメージがありますが、お風呂に浸かりながらゆっくり磨くと色々な“いい事”があるのです。その一つ目が、歯をいたわって、ゆっくり、丁寧に磨けるという事です。

「当たり前でしょ!」との声が聞こえてきそうですが、この丁寧に磨けるという点には、嬉しい効果があるのです。ゆっくり、リラックスして歯磨きをする事で、若返りホルモン「パロチン」と言うホルモンが分泌されるのです。「若返り」と聞くとお風呂歯磨きしたくなりますよね。では、「パロチン」の詳細も見ていきましょう。

■お風呂で歯を磨くと「美肌」になる

歯をゆっくり時間をかけて磨くことでいつもより良質な、サラサラの唾液が出るのですが、この唾液が成長ホルモンの一種である「パロチン」を分泌してくれます。

この「パロチン」は、先ほどもお話ししました、若返りホルモンとも呼ばれ、お肌の新陳代謝を上げてくれるホルモンです。つまり、歯磨きをゆっくり行う事で、古くなったお肌を新しくしてくれるという事です。「まだ若いから若返りホルモンなんて」と思っていた方も、こういう意味での「若返り」なら、心惹かれるのではないでしょうか。

ちなみに、「パロチン」は、もともと体の中で作られているホルモンなのですが、加齢とともに、段々減ってきてしまいます。肌の生まれ変わりが遅くなるという、原因のひとつという事ですね。その若返りホルモン「パロチン」を活性化させてくれるのが、このお風呂歯磨きなのです。

■お風呂で歯を磨くと「虫歯」や「口臭」を防げる

また、洗面所でおこなう歯磨きよりも、お風呂に浸かりながら磨いたほうが汚れが落ちやすく、口臭も防げるという効果があります。

これは、温浴効果により、体が温まり、歯茎を緩めてくれる為です。また、口の中が温められることにより、歯垢が落ちやすく、歯磨きもしやすくなります。また、先ほどの「パロチン」が含まれるサラサラの唾液には、口臭を防いでくれる成分も含まれているので、歯磨きする場所をお風呂に変えるだけで、歯は綺麗になり、口臭予防にもなるのです。

■お風呂歯磨きの方法

歯磨きと言えば、気に入りの歯磨き粉がある方も多いのではないでしょうか。しかし、美容の為に、お風呂歯磨きをするのならば、歯磨き粉を付けずに、歯ブラシはぬらさずに歯磨きをしてみて下さい。

最初は抵抗がある方も多いと思いますが、歯磨き粉を付けると、口の中で歯磨き粉が泡立って、きちんと磨けていないのに、磨けたような気分になってしまいます。どうしても、口の中が気になるという方は、一度、空磨き(何もつけない歯ブラシで歯磨き)をした後、いつも通り歯磨き粉を付け、軽く歯磨きをするといいかもしれません。また、空磨き後、マウスウォッシュを使うのもいいですよ。

■おわりに

お風呂での歯磨きで、口の中も、肌も美しく! あなたも今日から“お風呂歯磨き美容”始めてみませんか?

(大野えりか/ライター)