年齢を重ねることも悪くないかなと思える本を、ブックコンシェルジュがセレクト

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9月21日(月)の敬老の日を含む、シルバーウィークがいよいよスタート。連休中は遊びに行くだけでなく、おじいちゃんおばあちゃんに会いに行く日を作ったり、自分自身の将来を見つめ直したりする時間を作ってみるのもいいかも。

そこで、自分の将来を考えてみるヒントが詰まった小説やエッセイ3冊を、三省堂書店有楽町店・文芸書担当のブックコンシェルジュ・水口さんに選んでもらった。年の重ね方も人それぞれ。三者三様の生き方を知って、楽しく年を重ねるためのヒントにしてみては?◆人生折り返し地点からの恋愛事情を知りたいなら


「今回のテーマに合っている1編が『モッコウバラのワンピース』。旅先で出会った男と、周囲に反対されながらも結婚したおばあちゃんと孫の物語です。恋するおばあちゃんの気持ちが伝わってくるステキなお話なのですよ。年を重ねてからも恋はできるのだと勇気をもらえるし、人生の折り返し地点を過ぎてから落ちる恋愛っていいなと素直に感じられるはずです」

実家との確執や地元への愛着、生死…、それぞれが抱える複雑な思いを浮き彫りにしながら、故郷での出会いをあざやかな筆致で描く、はじまりの物語。5作の短編を集めた感動小説。

『桜の下で待っている』彩瀬まる著/実業之日本社/1512円

◆40歳を迎えてもキレイでいる方法を知るには


「若い女性の方を中心に売れている本がこちら。ビューティライフスタイリストであり、三児のお母さんでもある神崎さんの、キレイの秘訣をまとめた1冊です。40歳を迎えてもキレイでいることは、努力の賜物なのだということがわかりますよ。自分にできるものを1つでも取り入れれば、神崎さんのようになれるかも!?と思えるノウハウ本です」

自分自身が試していいと思ったスキンケアアイテムの紹介から脱毛事情、初公開となるプライベートショットまで。キレイになるためのスゴ技が満載。いくつになってもかわいらしい神崎さんのように年を重ねたいなら、手に取るべし。

『神崎恵のPrivate Beauty Book』神崎恵著/大和書房/1512円

◆年を重ねてから自分らしく生きる心得を知るなら


「食堂ではたらくおばちゃんだった著者は、松本清張賞を受賞して、55歳で作家としてデビューされた方です。お見合いに43回失敗したり、更年期障害に苦しんだり、いいことばかりではない人生ですが、好きなことを生業にできている人生が楽しいと綴っている。著者の言葉はまさにその通りだなと。自分らしくいられる仕事があり、正直に生きることが、年を重ねてからも楽しく過ごせる。そんなことが伝ってくるエッセイ集です」

“食堂のおばちゃん”作家として知られる著者の初の書下ろしエッセイ集。ユニークな視点で描かれたエピソードを教訓にして、自分らしく年を重ねるためのヒントを見つけよう。

『山口恵似子エッセイ集 おばちゃん街道 〜小説は夫、お酒はカレシ 』山口恵以子著/清流出版/1620円