「ここからここまでください」 一度言ってみたかったセリフ言えました

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今年もデニーズに"紫イモ"の季節がやってきました。鮮やかなパープルの紫芋ペーストはもはや名物。お店の写真を見るたび立ち寄りたくなります。

今年は、不思議食感の「どらパンオムレット」なる新スイーツも参入したとのこと。編集部のスイーツ担当としては「これは皆さんにお伝えしたい!」と、お昼抜きでデニーズに入り、せっかくなので6種ぜんぶ制覇してきました。

あえて"ふわふわ"にしない理由

「ここからここまでください」と、デザートメニューを指さして待つこと10分。テーブルは、紫と黄色と茶色、そしておいしそうな香りで埋め尽くされました。

今年初登場の「紫芋のどらパンオムレット」(489円)は、紫芋ペーストやホイップクリームを、どら焼き風にうすく焼き上げたパンケーキ生地で包んだプレートデザート。どらパンとは、どら焼きのようにうすくのばして焼き上げたデニーズオリジナルの生地で、食べると想像以上にしっかりとした食感に驚きます。ふわふわ系のパンケーキが主流の今、反対に新しいかもしれません。

最初は歯ごたえに驚きますが、プレートに添えられた、ゆであずきやサツマイモ、かぼちゃアイス、バニラアイスと一緒に食べると、コクやアイスのなめらかさ、サツマイモのほっこり感とうまく調和し、生地の存在感が活きてくる感じです。

あえて"ふわふわ"にさせていない理由は、こんなところにあるかもしれません。

記者イチオシは「紫芋とかぼちゃのザ・サンデー」(753円)。紫、黄色、茶色、白がミルフィーユ状になって高〜く重なっている様は、スイーツ好きとしては至高の景色です。ですが今回伝えたいのは、見た目だけでなく味のニクい演出。

なめらかな紫芋ペーストや、ほくほくのサツマイモ、豆乳カスタードクリーム、かぼちゃアイス、フルーツグラノーラ、ゆであずき、バニラアイスなど、存在感のある素材を食べすすめた最後、たどり着くのが「みたらしソース」です。

それだけを食べるとたしかにあのみたらしの味! 甘じょっぱいソースが、甘さでいっぱいになった口の中に刺激を与えてくれて、最後にシメてくれます。

店長さんに聞くとこのみたらしソースは今年からレシピに加わったとのこと。去年から進化した味は見逃せません。

ほかにも、香ばしく焼き上げたポップオーバーのほんのりとした塩気が紫芋ペーストと合う「紫芋のポップオーバー」(598円)、優しい味わいの「紫芋ミルク」(429円・ホット/ アイス)など、シーンに合わせて試したいものばかり。

今だけのパープルの魅惑、ハマってみませんか? ちなみに食事の後だったら、紫芋とかぼちゃのザ・サンデーのミニ版、「紫芋とかぼちゃのミニパルフェ」がオススメ。ちゃんとみたらしソースも入っています。

紫芋デザートは2015年9月8日から期間限定です。