16日、韓国の一部の名門大学が、昨年4月にセウォル号被害に遭った高校の在校生に対し来年度入学の特別選考を行うとしたが、「特別待遇ではないか」との批判の声が上がっている。写真はソウルにあるセウォル号犠牲者追悼モニュメント。

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2015年9月16日、韓国・アジア経済によると、韓国の一部の名門大学が、昨年4月にセウォル号惨事に巻き込まれた檀園高校の在校生に対し来年度入学の特別選考を行うとしたが、「特別待遇ではないか」との批判の声が上がっている。

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特別選考を実施するのは、ソウル大や延世大、高麗大、成均館大など、韓国でトップクラスに入る10校ほど。各大学が従来の定員外に数人の募集枠を設け、学校生活の記録と面接などで選考を行う。募集はすでに締め切られ、このほど各校の競争率が明らかになったが(一部非公開)、延世大や成均館大では倍率が1倍を下回り「出願さえすれば合格」との状況に、平均25倍になる受験を勝ち抜いてきた在学生から不満の声が上がっている。

ソウル大在学生のコミュニティーサイトには、「こういう特別選考自体が入試の公平性を壊す」、「定員外だとしても、こんな補償はおかしい」といった投稿があったほか、檀園高関係者からは「(特別選考で入学した)生徒が大学で適応できるかが心配だ」との声も出ている。

これについて、韓国のネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられている。

「破格の補償金に入学優待、そんな物は必要ないと言ったはず!徹底した真相究明を求めたはず!」
「犠牲者だけが救われない」
「友達が犠牲になったおかげで名門大に行くって?どこにも関連がないし、納得できない」
「一生『優待』というレッテルを貼って生きるのはやめろ」

「高校生の親たちが望んだという記事を前に見たけど、騒ぎになったからって、要求してないと言い張るのか?」
「要求したことがなくても、くれるものをもらったら賄賂だ」
「沈む船からなんとか生きて帰って来て、運が開けたみたいだね。しかし、これが正しい社会規範なのか?」

「特別選考に応募した子たちは、この国の不正や腐敗、パワハラ、非倫理的な行いを悪く言うことはできない」
「特別選考は良いとしても、大学のやり方がひどいんじゃないか?」
「これは深刻だ。入学しても勉強について行けないよ」(翻訳・編集/和氣)