ワッペンをつけることを拒否したザンクトパウリ【写真:Getty Images】

写真拡大

 宮市亮が所属するドイツ2部のザンクトパウリは、難民支援ロゴ付きユニフォームの着用を拒否したようだ。16日にクラブのオフィシャルサイトで声明を発表している。

 ドイツ・フットボールリーグ(DFL)は難民サポートの啓蒙活動の一環として、大衆紙「ビルト」が製作した「wir helfen #refugees welcome(我々が助けます #難民歓迎)」ワッペン付きのユニフォームを全36クラブが対象試合で着用することを発表していた。

 しかし、その中でも特に難民支援に力を入れ、いち早く行動してきたザンクトパウリが着用を拒否したというのだ。同クラブのディレクターを務めるアンドレアス・レティッヒ氏がその理由について説明している。

「ザンクトパウリはドイツに逃れてきた難民のために数ヶ月前から積極的に支援を行ってきた。ここには歓迎の文化があり、我々は数十年もの間、あらゆる方法でこれらの問題に対処してきた。だから、我々は間接的ではなく直接的な援助を提供していきたい」

 ザンクトパウリは今月行われたドルトムントとの親善試合に、難民1000人と彼らを助けるボランティアたちを招待した。ドルトムントやバイエルン・ミュンヘンなどのクラブも様々な活動を行っており、ドルトムントは200人以上の難民をスタジアムに招待し、バイエルンは100万ユーロ(約1億3000万円)を寄付している。

 ワッペンをつけて難民支援を世界に表明するだけでは間接的な意味しかなさない。ザンクトパウリとしては、直接的な支援を行っていくことの方が大切だと考えているようだ。

text by 編集部