【コーヒー】ネスカフェが「30g1500円」の高級品を新発売! 格別にうまいのか試しに飲んでみた

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ここ数年、日本では「コーヒー」の話題がネットや雑誌で大人気! 流行の「サードウェーブコーヒー」や、手軽に飲める「コンビニコーヒー」だけでなく、自宅で本格コーヒーをドリップして飲む人も増えています。

「サードウェーブコーヒー」がおすすめな理由を丁寧に解説してみた

そんなコーヒー業界でいま注目なのが、10月1日に新発売される『ネスカフェ 香味焙煎 究み』。お湯を注ぐだけでおいしいコーヒーが楽しめる「レギュラーソリュブルコーヒー」です。

まず驚きなのが、その販売価格。同じジャンルの『ネスカフェ ゴールドブレンド』の場合、90グラム入りで550円前後。一方の『香味焙煎 究み』は、30グラムで1500円(税抜)! なんと、グラム当たり約8倍! 商品開発には日本料理の名店「つきぢ田村」の主人・田村隆氏と共創し、本格志向のユーザーをターゲットにして開発した商品なんだとか。

でも、ちょっと意地悪な人なら「最高級とはいっても、所詮はインスタントコーヒーと変わらないでしょ。ドリップコーヒーのほうがおいしいのでは?」なんて思うかも。ドリップの手間を考えるとその気持ちもわかりますが、これって本当に正しい意見なの…?

というわけで、実際にその味を確かめるべく、発売直前の『香味焙煎 究み』を取り寄せてみました! 今回は、豆の味を最大限に引き出すため、ネスカフェのコーヒーマシンを使用しています。はたして、気になるそのお味は…?

使用するコーヒーマシンは「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」。丸みを帯びたモダンなデザイン。後ろが給水タンクで、コーヒーは上部のパーツを取り出して補充することができます。狭いキッチンでも使いやすそうなコンパクトサイズです。

使い方はシンプル。注ぎ口にマグカップをセットしてボタンを押すだけ。エスプレッソタイプ、ブラックコーヒー、ブラックコーヒー(マグサイズ)、カプチーノ、カフェラテの5種類から選べます。

今回はブラックコーヒーで『究み』をシンプルに味わってみます。

ボタンを押すと「コォー!シュワー!」と小気味良い音とともに蒸気が立ち上がります。コーヒーが注がれはじめると、部屋中をコーヒーのいい香りが包み、1分も立たないうちに完成。これは早い! 毎朝、コーヒーをドリップしている筆者にとっては、まるで魔法でも見ているかのような一瞬の出来事。ホント、便利な時代になりました…。

完成したコーヒーからは、芳ばしくフレッシュな香り。ひと口飲んでみると、まず舌に感じるコーヒーの心地よい苦味。しかし、その苦味にまったく“雑味”がなく、すごくクリアな印象。後味もスッキリしていてすごく飲みやすい。

わかりやすくインパクトのある味というより、いくらでも飲めそうな自然でやさしい味わい。まさに日本料理のような、きめ細やかなこだわりを感じさせるコーヒーです。確かに、これは旨いかも…。

素人の筆者からすると「ほとんどドリップコーヒーと変わらない」という感想ですが、利便性まで含めるなら間違いなく『香味焙煎 究み』はオススメ。高級とはいえ、1杯あたりの値段は約75円。ドリップのように手間もかからなければ、ゴミやコーヒー器具を洗う必要もなし。忙しい朝でも、顔を洗っている間にコーヒーが淹れられますよ。

旨さの理由とは

『香味焙煎 究み』のコンセプトは「産地より、旬」。共創の田村氏は「産地で食材を選ぶのではなく、本当に良い“旬”の食材を自身の目を使って選び、その特長を生かす調理を行い、お客様に提供する」という信念を持った料理人。

その考えは商品開発にもいかされ、豆の収穫期間を最盛期のみに限定し、手摘みによる完熟豆だけをブレンド。さらに、豆の収穫地を半年ごとに変更することで、常に“旬”の素材を使用しているそうです。

“旬”をむかえた野菜や果物のおいしさといったら…。そう考えると、コーヒー豆も“旬”のほうがいいような気がしてきます。

ネスレの「レギュラーソリュブルコーヒー」の場合、細かく粉砕したコーヒー豆を抽出液で包む「挽き豆包み製法」でつくられています。そのため、コーヒーを飲んだ後のカップには、コーヒー粉が少し残ることがあります。これこそがレギュラーソリュブルコーヒーの旨さの秘密。今回はマシンを使いましたが、もちろんお湯を入れるだけでも、同じ味がいつでも楽しむことができますよ。

高級品だけあって、ギフトとして贈れば喜ばること間違いなし。百貨店向けのギフトセットは、歳暮期をむかえる11月1日から販売開始とのこと。

まずは、試しに一杯! あなたのコーヒーライフはもっと楽しくなるはず!