アプリプロモーションをするなら動画!GooglePlayストアでのダウンロードを後押しする動画施策とは?

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国内市場でシェアを伸ばすAndroid

市場調査を行うKanter社の「スマートフォン用OS市場シェア」データによると、2015年に入り、Androidの国内市場シェアが急速に伸びています。

2014年時点でiOSのシェアは59.7%。一方のAndroidは39.6%と、iOSに大きな差を付けられている状態でした。しかし今年7月にはiOSが35.1%、Androidは62.9%となり、国内市場シェアが逆転しました。

また世界規模で見ても、Androidは世界190カ国10億人以上が使用していることもあり、日本に限らず世界中でユーザーを獲得するためには、GooglePlayストアにおけるアプリプロモーションは不可欠な要素と言えます。

GooglePlayストアで動画を使うメリット

そんなアプリプロモーションの一つとしてぜひ検討したいのがGooglePlay内での”アプリ紹介動画”です。

現在、GooglePlayストアのアプリダウンロードページは、基本的にどのようなアプリでも同じレイアウトです。企業が決めることができるのは「アプリアイコン」「タイトル」「説明文」「スクリーンショットまたは動画」のみであり、この中でもっとも訴求力が高いのが「動画」であることは明らかです。

多くの情報を伝えることができる動画は、ダウンロード数を増やしたり、ダウンロード後のユーザーの行動に影響を与えることもさまざまな調査から明らかになっています。

アプリへの理解度を高めてダウンロードを促す

movieTIMESを運営するLOCUSは、GooglePlayストア内で「動画が掲載されているアプリ」と「そうでないアプリ」を8カ月間計測し、そのデータを比較しています。その結果、「動画が掲載されていないアプリのうち50万ダウンロード以上されているアプリは1%未満であるのに対し、動画が掲載されているアプリでは8.6%程度が50万ダウンロード以上」というデータが得られました。(n=480)

サイバーエージェント社の調査でも「動画を視聴した直後に対象ゲームをアプリマーケットでインストールしたことがあるユーザーは59.8%(n=261)」という結果が出ており、アプリの内容や世界観、操作性などを動画を通して訴求することで理解が深まり、ダウンロードを促す効果があることが分かります。

リテンション率の高い良質なユーザーを獲得する

モバイル広告の市場調査会社AppsFlyer社による調査では、iOS上の動画広告から流入したユーザーは、動画以外の広告から流入してきたユーザーに比べてリテンション率(使用継続率)が130%も高いということが判明しました。

画像参照元:https://www.appsflyer.com/blog/the-appsflyer-gaming-performance-index/

同調査ではAndroidゲームでも同様に、ソーシャルメディア経由よりも24%、アプリ内広告ネットワーク経由よりも63%、 アフィリエイトネットワーク経由よりも67%、動画広告経由の方がリテンション率が高いという結果が出ています。これらはGooglePlayストア上の動画に関するデータではないものの、“動画“を通して十分な情報を得たユーザーは、納得した上でダウンロードしているため、長期的に愛用する可能性が高いことがうかがえます。

昨今、アプリプロモーションにおける効果指標として、CPIだけでなく、顧客生涯価値(LTV)やリテンション率なども重視されるようになっており、良質なユーザーを効率良く獲得する上で、動画の利用価値は大きいと言えるでしょう。

ダウンロードしたくなる動画コンテンツとは?

「どのような動画の場合ダウンロードをしたくなりますか?」という質問には、下図のような結果が出ています。AppStoreでは動画の規定が厳しく、自由な表現は難しいですがGoolePlayストアではYouTubeのアップロード規定をクリアしていれば基本的に表現は自由です(参考)。そこで、各項目においてGooglePlayストアで使用できる効果的なアプリ紹介動画事例をご紹介します。

アプリの特徴を分かりやすく伝える動画

Produced by LOCUS (費用レンジ:10-30万)

タイトル:手のひらワンコ
アプリ内容:育成ゲーム

調査でもっとも票を集めたのが、「アプリの特徴を分かりやすく伝える動画」です。ダウンロードするかしないかを判断するために、具体的な内容を把握したいと考えるユーザーが多いようです。

本動画は「ワンコ育成アプリ」の紹介動画ですが、「育成する」という基本的な機能以外にも、「部屋や洋服のカスタマイズ」や「わんこ同士の交流」などの特徴をアピールしています。特徴が際立っていたり、機能が多いアプリは動画を用いて分かりやすく伝えるのが有効です。

画面の動きや操作方法を伝える動画

タイトル:ミルフォトブック
アプリ内容:写真の加工・編集

画面の操作キャプチャを用い、「具体的な機能と操作方法」を直接的に訴求する動画も人気です。このような動画は、カジュアルゲームや写真加工アプリなどユーザーが内容を想像しやすいアプリに特に適しています。操作性や機能、ビジュアルの美しさなどが他アプリとの差別化を図るポイントとなる場合が多いためです。

キャプチャ素材はアプリからそのまま使用できるため、比較的安価での制作が可能です。

利用シーンが分かる動画

Produced by LOCUS (費用レンジ:30-50万)

タイトル:iam
アプリ内容:連絡先交換

「利用シーンが分かる動画」は今までにない斬新な機能があったり、テキストだけではイメージが伝わりづらいアプリに向いています。本動画では、アプリを利用する具体的なシーンを3パターン提案しています。具体性を持たせることでユーザーが”自分ゴト化”しやすくなり、アプリの必要性を理解してもらうことができます。

世界観を伝える動画

 

タイトル:The Room Two
アプリ内容:脱出ゲーム

ゲームアプリの中でも基本操作が似ていたり、差別化が難しいゲームについては世界観をアピールするのが有効です。
例えば、脱出ゲームは「閉じ込められた空間で謎を解き、脱出する」というゴールは同じですが、そのゲームの世界観やストーリー性で個性を出すことができます。オリジナリティを伝える動画を配信することで、同じようなジャンルのゲーム内で差別化を図ることができます。

GooglePlayストアでPDCAサイクルを

GooglePlayストアでは、動画や画像を随時差し替えることが可能です。また、ダウンロードページをA/Bテストする機能もあり、効果的なクリエイティブや施策を見極めるべくPDCAを回しやすいプラットフォームと言えます。

また今年の7月末には「GooglePlayストア内検索広告」が可能になりました。これまではユーザーの目に触れるために企業が行える施策と言えば、ランキング上位を目指したり、検索時に上位表示されるように工夫するといったことでしたが、広告によって潜在ユーザーに露出できるチャンスが増えることになります。

適切なプロモーションを行えば、ダウンロード数を増やしたり、ユーザーの質を上げられる可能性があるGooglePlayストア。ダウンロード数が伸び悩んだり、ユーザーのリテンション率が低いといった課題を抱えている企業は、動画を活用してみる価値は多いにありそうです。

[参考]

※1 登録アプリ数・・・App Stores Growth Accelerates In 2014
CPI増加・・・Fiksu Indexes

The AppsFlyer Gaming Performance Index