フジサンケイグループの貸しビル・不動産開発会社、サンケイビル<8809>は30日、第3者割り当て増資の結果、フジテレビジョン<4676>が同社の筆頭株主になったと発表した。サンケイビルは新株式1300万株(増加資本金46億6700万円)を発行、そのすべてを93億3400万円でフジテレビが引き受けた。

 フジテレビの出資比率は9.45%(議決権ベースで10.46%)から26.68%(同28.93%)に上昇し、これまで筆頭株主だった産経新聞社と入れ替わる。これにより、サンケイビルはフジテレビの持ち分法適用会社となり、フジテレビがグループの中核になることがより鮮明になった。
 
 同社によると、今回の増資は、大手町合同庁舎跡地再開発など不動産事業資金の一部に充てるとしている。

 増資後のサンケイビルの大株主の比率は、筆頭株主のフジテレビに続き、産経新聞社が11.08%(757万5000株)、サンケイビル6.57%(448万9000株)、日本マスタートラスト信託銀行5.85%(400万2000株)、ザ・チェースマンハッタンバンク・エヌ・エイ・ロンドンが4.54%(310万7000株)となった。【了】