左から桑原みずき、小木曽汐莉、矢神久美。「同窓会」のような雰囲気で当時の思い出などを話した

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多くのアイドルがグループを卒業していく中、女優やタレントとして芸能界に残るのはあくまで一部。そのまま芸能界を引退していくアイドルのファンにとっては、もう目にすることができないのが普通だ。

そんな中、元SKE48で女優の桑原みずきが発起人となり、SKE48を卒業したメンバーと再会する「幻の再会プロジェクト」の会見が15日、行なわれた。

会場には1万を超えるリクエストから選ばれた矢神久美小木曽汐莉(おぎそしおり)が登場。ふたりはグループでも上位の人気を誇っていた主要メンバー。ともに2013年に卒業しているが、さすがの大反響でこの日は1千人のファンが集まった。

約2年半ぶりにファンの前に立った矢神は、「緊張します。緊張でちょっと酸素が足りない」と動揺していたものの、トークでは3人で仲良くはしゃぎあい、当時と変わらぬ笑顔。

また、「同窓会みたい。見覚えがある方々も来てくれて嬉しいです」という小木曽がこの日、誕生日だったためサプライズ生誕祭も行なわれ「こうやって祝っていただくなんて夢にも思いませんでした」と感動をファンに伝えた。

今回のプロジェクトでは、10月5日に名古屋でイベントを開催、さらに3人の自伝的エッセーも12月上旬に発表されるという。

その後の本格復帰はふたりとも「わからない」というが「卒業する時に伝え切れなかった思いを伝えたい」(矢神)、「本で新しい自分を発見していきたい」(小木曽)と意気込みを明かした。

この日、来場したファン(30代・男性)は「くーみん(矢神)のファンだったけど、もう二度と会えないと思っていた。ファンの気持ちに応えて出てきてくれたことが嬉しい。長い茶髪も似合ってて、大人っぽくなった姿も見れて大満足です」と興奮した様子。小木曽のファン(20代・男性)も「昨年の『SKE48 リクエストアワー セットリストベスト242 2014』のサプライズ出演も驚いたけど、今回もみんなの前に出てきてくれてよかった」と喜びもひとしお。

しかし、一方でSKE48在籍中の他のメンバーやグループ全体を応援するファンの一部からは「ファンが嬉しい気持ちはわかる」というものの、「卒業したのにグループとは別のイベントで『SKE48』を全面に押し出すのは違うと思う。しかも10月5日は7周年特別公演と同じ日で、わざとぶつけてきたように思える」(20代・男性、大矢真那推し)と、不満の声も。

ふたりのファンにはこれ以上ない素晴らしい今回の再会プロジェクト。桑原によると「まだ話していないエピソードもいっぱいある」そうで、今後、当時の裏話なども聞けるかもしれないが、それとともにネガティブな反響も大きくなるかも? 今後の動向が見逃せない!

(取材・文・撮影/週プレNEWS編集部)