香りも良く、ジューシーで美しく美味しいブドウ。この季節はさまざまなブドウがお店に並びぶので選ぶのも楽しみですよね。実はブドウには特別な栄養素が含まれているのを知っていますか?

ブドウといえばなんといってもポリフェノール

ブドウの栄養素といえば、ブドウ糖やポリフェノールなどが思い浮かぶのではないでしょうか。このポリフェノールとは自然界の植物などに含まれる抗酸化力の高い成分で、その種類はとても多いのです。有名なものでは、緑茶に含まれるカテキンや大豆に含まれるイソフラボン、チョコレートに含まれるカカオポリフェノール、そしてブドウやベリーに含まれるアントシアニン。これらすべてがポリフェノールの仲間。

ブドウにはアントシアニンのほかにもレスベラトールなどブドウ特有のポリフェノールが豊富に含まれています。そして最近注目されているのがOPC(オリゴメリック・プロアントシアニジン)と呼ばれる成分です。

フレンチ・パラドックスのキーとなるのはポリフェノールよりOPC

「フレンチ・パラドックス」という言葉を知っていますか? お肉や乳製品をたくさん摂るフランス人の動物性脂肪の摂取量はアメリカ人の3倍。喫煙率やアルコールの摂取量も他国より多いと言われているにもかかわらず動脈硬化の患者が少なく、心臓病の死亡率も低いというもの。これはフランス人が日常的に飲んでいる赤ワインに含まれるポリフェノールによるものだという研究結果が発表され、世界的な赤ワインブームを巻き起こしたのです。

赤ワインの原料はブドウで、ブドウにはポリフェノールの中でも特に強い抗酸化力や血液サラサラ効果、ホルモン促進、美白効果、コラーゲン生成効果の高いOPC(オリゴメリック・プロアントシアニジン)が含まれていることがわかりました。このOPCは低分子で、なんと95%の体内吸収率を誇ります。カテキンの体内吸収率の5%と比べると、この数値がいかに凄いかわかりますね。しかもシミやシワを作ったり生活習慣病やがんの原因となる活性酸素すべてに有効で、他に同じような効果のある物質はまだ見つかっていません。フレンチ・パラドックスの謎はポリフェノールだけでは証明できませんでしたが、OPCが重要な鍵を担っていそうなのです。

OPC摂取のためにもやっぱり皮ごと食べて

OPCは主にブドウの皮や種に含まれています。皮ごと食べられる品種を選ぶか、皮ごとミキサーにかけてスムージにするのがオススメ。あるいは皮を煮詰めてジャムにする、赤ワインを毎日グラス1杯飲むのもオススメです。難しければサプリメントで摂るのもひとつ。美味しいものを食べて健康になれるなんて幸せですよね!


writer:しゃけごはん