「60歳を過ぎても、20代の男性と変わらない勃起力を維持している男性は少なくないのです」
 こう語るのは元AV女優で、スポーツクラブのインストラクターでもある竹下ななさん。ちなみに彼女、AVの撮影とプライベートを合わせて“3000人斬り”を果たしている。

 過去には60代、さらには70代のシニア男性とも一戦を交えてきたという。
 「もちろん、まったくアソコが勃たない方もいましたけど、いくつになってもビンビンのおじいさんには特徴があるのです。それは常にトレーニングをしていること。自宅に筋トレ器具を買い込んで、日々、鍛えている方もいましたよ」

 やはり生涯現役でいる秘訣は、“体づくり”に他ならないのだ。とはいえ、今まで運動をしてこなかった御仁が、いきなり筋トレに励むのは酷だ。
 「私もオススメしません。加齢とともに筋力は衰えてくるので、無理な筋トレは怪我の元。それに勃起力を高めたいだけなら、全身の筋肉を鍛える必要はないのです。重要なのは下半身の筋力です」

 このコーナーでも何度か取り上げたが、ペニスの根元を支えているのは「骨盤底筋群」である。ここの筋力が強ければ、ペニスはフニャッとなることも少なく、中折れといった現象も起こりにくい。
 「骨盤底筋群を鍛えるトレーニングの代表格はスクワット。ただ、これは結構キツいので、まずは『空気椅子』から始めてみましょう」

 空気椅子とはご存じの通り、壁に背中を付けた状態で、架空の椅子があると見立てて、座った姿勢をとることだ。むろん、これも決して楽なトレーニングではない。
 「時間を決めないのです。個人差はありますが、自分が“キツい”と感じたら、あと5秒だけ頑張って、体勢を崩してください」

 5秒程度なら踏ん張れるはずだ。そして、この5秒の努力が非常に効果をもたらせてくれるという。
 「人間の筋肉は、負荷がかかって初めて成長するのです。例えば、ベンチプレスで60キロを持ち上げられる人が、40キロで練習しても筋肉は成長しません。でも、30キロしか持ち上げられない人が、40キロのバーベルを持ち上げようと頑張れば、筋肉は負荷を感じて成長するのです」

 トレーニング雑誌などでは、スクワット12回を3セットなどと書いてあるが、あれは目安にすぎない。
 自分にとってキツいと感じる回数をこなせれば、それで十分なのだ。
 「この理論を知らない人が多いから、挫折しやすいんです。雑誌やネットで紹介されている回数や重さをこなすのは、とてもじゃないがしんどい。自分の限界を少し超えたあたりでOKと思えば、長く続けられるのです」

 ちなみに下半身を鍛える理由が、もう一つある。
 「上半身に比べて、下半身は筋肉が大きい。だから、鍛えれば全体的な筋量も増えやすい。そして、どこの部分でも筋量が増加すれば、男性ホルモンの分泌も盛んになります。手っ取り早くアッチを元気にさせたければ、一にも二にも下半身のビルドアップを図ったほうが効率も良い」

 ビンビンのシニア男性になるため、日々少しずつ自分の限界を超えていこう。

竹下なな
精力料理研究家。元AV女優であり、現在はヨガインストラクターとして活躍。大の料理好きでもあり、精力アップのための食材を使った簡単料理を日々、研究している。近著に『セックスが危ない!』(三和出版)。