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以前、当媒体で「OutSystems Platform」という超高速開発ツールについて紹介した。同ツールの特徴のひとつに、「Visual Modeling」という視覚的言語を用いてモデル駆動型開発を行うことにより、ドラッグ&ドロップでプログラムを設計できることがある。最終的にC#やJavaのソースコードが生成されるが、開発者はソースコードを見ることも触ることもできないようになっており、C#やJava言語の知識を身に付けることなく業務アプリケーションを開発できるようになっている。

今回、Outsystemsの国内総販売元であるBlueMemeによるプレス向けセミナーにて、筆者が実際に同ツールを使ったアプリ開発を体験してきたので、その様子をレポートする。ちなみに筆者は、当媒体に掲載するプログラミング学習記事の動作確認などのためにソースコードを“写経”したことがある程度で、実際にアプリを開発した経験はない。果たして、筆者のような未経験者でもアプリを無事に完成させることができるのだろうか。

ではまず、OutSystemsのWebサイトで提供されているOutSystems Platformの個人向け無償ダウンロード版をインストールするところから始めよう。

OutSytemsのWebサイトTOPページ右上の「Try now for free」ボタンをクリックすると、名前とメールアドレスを入力する画面となるので、情報を入力して「Get Started」ボタンをクリックする。

しばらくすると登録したメールアドレスにメールが送られてくるので、そのなかの「ACTIVATE YOUR ACCOUNT」ボタンをクリック後、Sign UP画面が開いたら、名前とメールアドレスを入力し「SIGN UP」ボタンをクリックする。

その次の登録画面で「Personal Environment」のURLやパスワードなどの情報を設定し「ACTIVATE ACCOUNT」をクリック。下記の画面になったら、「CLICK HERE TO CONTINUE」→「LET'S START」→「Download the Development Environment」で、同ツールのダウンロードが開始する。

ダウンロード後は、画面の指示に従ってインストールを進めていけばよい。インストールが完了したら、「Service Studio」を立ち上げ、「Environment」のURLと登録メールアドレス、パスワードを入力して、「Personal Environment」環境へ接続し開発画面にログインする。

以上で開発環境の構築ができた。このように、Personal Environmentを使用した場合は、OutSystems Platformの心臓部となるモデル変換エンジンがインターネット上のクラウドサーバで動作するため、サーバのセットアップやデータベースの設定は必要ない。また、生成されたアプリもクラウドサーバ上に構築されるため、接続する端末からURLを入力することでアクセス可能となる。

さて、ここから実際に開発へ移っていく。今回著者は、あらかじめExcelで作成しておいたデータベースを連携させた簡易的な連絡帳アプリを作成した。

OutSystems Platformでは、プロセスとインターフェース、ロジック、データの4種類のモデルを設計することにより、ソフトウェアの製造工程を自動化している。

下記の画面は、ロジックモデルの設計画面。今回は、「BootStrapContact」をクリックするだけで自動でモデルが生成され、Excelで作成したデータベースと連携することができた。なお、この画面からSAPや外部APIと連携させることも可能だという。

インターフェースモデルの設計画面に、データモデルをドラッグ&ドロップして、「1-Click Publish」というボタンを押すと、サーバへのアップロード、C#のソースコードとSQLスクリプトの生成・コンパイル実行、データベース定義の更新、アプリケーションサーバへのデプロイまでがすべて自動で行われる。簡易的なものではあるが、一応これでアプリの完成だ。

作成したアプリはレスポンシブルデザインに対応しており、デスクトップ、タブレット、スマホなど端末にあわせたUIで表示される。

こうして、アプリ開発未経験の著者でも、数十分ほどでWebアプリを作成することができた。もちろん、コードは一切書いていない。BlueMeme 代表取締役の松岡真功氏は、同ツールのコンセプトについて「OutSystemsの目指す方向性は、一般市民の人がアプリを作れるようになること。昔はエンジニアしかできなかったインストールという作業も、今では誰もがスマホからできるようになった。このように将来的には、ママが子どもの時間割を管理するアプリを作るなど、必要なアプリは誰もが自分で作れるようになることを目標としている」と説明していたが、今回の開発体験を通して、身をもってその可能性を感じることができた。興味のある方は、ぜひ一度試してみてはいかがだろうか。

(周藤瞳美)