カフェインの新たな健康効果発見か

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米マサチューセッツ州、ハーバード大学医学大学院ブリガム・アンド・ウィメンズ病院の研究者チームは、カフェインの摂取量が多い人ほど、皮膚がんの一種である悪性黒色腫(メラノーマ)の発症リスクが低下すると発表した。

メラノーマとは、皮膚のメラニンという色素を作る細胞ががん化した腫瘍で、ほくろのような見た目のため、ほくろのがんとも呼ばれる。

研究では、米国在住の看護師や医療従事者を対象とした大規模な3つの追跡調査「Nurses' Health Study(1980〜2008)」「Nurses' Health Study II(1991〜2001)」「Health Professionals Follow-up Study(1986〜2008)」から、20万3310人分のデータを分析。カフェインとコーヒー、メラノーマの発症率の関係を調査した。

その結果、カフェインを1日393ミリグラム以上(コーヒー3〜4杯相当)摂っている人と60ミリグラム(コーヒー1杯以下相当)の人を比較した場合、多い人のほうがメラノーマの発症リスクが22%低下。日光が当たりやすい頭や首、腕、足でのリスクが特に低下していたという。また、男女別でみた場合、女性は30%低下しているのに対し、男性は6%の低下となっていた。

カフェインの主な摂取源はコーヒーだったが、デカフェ(カフェイン抜き)のコーヒーではリスク低下は見られなかったという。研究発表は2015年7月10日、国際環境疫学会誌「Epidemiology」オンライン版に掲載された。

参考論文
Caffeine Intake, Coffee Consumption, and Risk of Cutaneous Malignant Melanoma.
DOI:10.1097/EDE.0000000000000360 PMID: 26172864

(Aging Style)