写真提供:マイナビニュース

写真拡大

慶應義塾大学は9月14日、第20回慶應医学賞の受賞者に東京工業大学の大隅良典 栄誉教授と米ワシントン大学のJeffrey I. Gordon 教授を選出したと発表した。

大隅教授の受賞研究テーマは「オートファジーの分子機構の解明」。同教授は細胞が自分自身のタンパク質などの細胞成分を分解し再利用する「オートファジー現象」を出芽酵母の遺伝学的手法を用いて解析。世界に先駆けてオートファジーに不可欠な遺伝子群を同定し、それらの機能と生物学的意義について明らかにした。

一方のGordon教授の受賞研究テーマは「ヒト腸内細菌の病態生理的意義」で、ゲノムシークエンスによる腸内細菌の分類法を開発した。また、肥満および幼年期の栄養不良に、腸内細菌叢が密接に関与すること、さらに腸内細菌が食物の栄養価を規定することも解明した。

同賞は世界の医学・生命科学の領域において医学を中心とした諸科学の発展に寄与する顕著、かつ創造的な研究業績をあげた研究者を顕彰するもので、過去の受賞者からノーベル賞受賞者6名を輩出している。なお、受賞者には賞状とメダルおよび賞金1000万円が贈呈される。