秋の気配が少しずつ感じられるようになってきて、秋の食材が気になりますよね。目黒、根室、銚子といえば、有名なのがサンマ祭り。サンマは脳の血流を良くして認知症のリスクを下げる食材といわれます。認知症なんて関係ないという若い世代にも積極的に食べて欲しいのです。旬のこの季節に、ぜひ健康とサンマとの関係を考えてみましょう。

サンマは大根おろしと一緒に食べるのが鉄則

サンマは秋に本州を通りますが、冬は南の海へ、夏はオホーツク海へと回遊する魚です。秋に本州を南下するとき、銚子の辺りで最も脂がのっておいしく食べられるのだとか。サンマの血合いや内臓に栄養素が含まれていますが、苦みがあるので大根おろしを添えることで食べやすくなります。大根おろしにはサンマに含まれるたんぱく質を消化する酵素が含まれます。また、ビタミンやミネラルの吸収もアップするので一緒に食べると相乗効果が期待できるのです。

EPAが血栓予防・DHAは脳細胞を活性化

青背魚の脂質に含まれる成分としてよく知られているEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)。EPAは、コレステロール値を下げ、血流を促して血栓を予防する効果が期待できます。その結果、動脈硬化、高血圧、脳梗塞などの生活習慣病のリスクを低下させるのです。DHAは、脳の血管の隅々にまで行きわたり、酸素や栄養分を配給して、脳細胞を活性化します。体の中のコレステロールを減少させる効能も期待できます。

ビタミンやカルシウムも豊富なサンマ

さらにサンマには体に吸収されやすいたんぱく質と貧血に効くビタミンB12が豊富。ビタミンAは、レチノールと呼ばれて、皮膚や粘膜を丈夫にし、目の健康を維持します。がん予防にも効能があるのではないかといわれる成分です。アンチエイジングに効能があるビタミンEやカルシウムも豊富です。

これからますますサンマに脂がのっておいしくなる時期。食卓にぜひサンマ料理を加えてみてくださいね。


writer:松尾真佐代