任天堂の新社長は君島達己氏に決定。宮本茂 専務は『クリエイティブフェロー』へ

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任天堂は今年7月に急逝した岩田聡社長の後任として、君島達己常務が9月16日付けで代表取締役社長に就任することを発表しました。

同時に、宮本茂専務は新設の『クリエイティブフェロー』、竹田玄洋専務は『技術フェロー』にそれぞれ就任するなど、役員の担当変更も実施します。

任天堂の新社長に就任する君島氏は、一橋大法学部から三和銀行(現 三菱東京UFJ銀行)へ入行し支店長まで務めたのち、平成12年に株式会社ポケモンの代表取締役、14年には任天堂の取締役と、経営に携わってきた人物。社長に就任する前の役職は常務取締役、経営統括本部長 兼 総務本部長 人事本部担当。

任天堂は岩田聡 氏が7月11日に急逝して以来、社長不在の状態でしたが、9月14日の臨時取締役会での決議を経て、ようやく新体制が固まりました。14日の記者会見で君島氏は、今後の経営方針について、岩田(前)社長が策定した方針と戦略に変更はないとしています。

一方、他の役員の担当変更としては、任天堂のゲーム開発の顔である宮本茂専務が情報開発本部長から新設の『クリエイティブフェロー』へ、任天堂ハードの顔として知られる竹田玄洋専務が統合開発本部長から『技術フェロー』へとそれぞれ就任します。

フェローは9月16日付けで新設された職で、『代表取締役の中から選定し、高度な知識と豊かな経験をもとに、専門領域において 組織運営に関し指導・助言を行う職位』とされています。

岩田時代の任天堂は Wii / DS の空前の成功から、立ち上げで足踏みした3DSと、Wiiの再来になれなかったWii Uによる通期赤字決算まで、ジェットコースターのような経営状況でした。

黒字回復は果たしましたが、DeNAとの提携によるスマートフォン / タブレットの積極活用、キャラクターIPの従来以上の活用、健康などのQOL事業、そして任天堂の次世代を占うゲーム機 NXなど、岩田社長が新時代の任天堂を目指して打った手は、今後君島体制のもとに引き継がれて成果が問われることになります。

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