エンタの神様がもたらしたもの

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「エンタの神様」という番組がありました、2000年代初頭からなかばにかけて、土曜日の午後10時に放送されていたお笑い番組です。この番組はさまざまな物議をかもし出しました。

作り上げられた笑い

「エンタの神様」は、多くの人気芸人を生み出しました。そのほとんどは、あらかじめその人のキャラクターが位置づけられたものです。それは着流し姿で芸能人を毒舌で叩き切る波田陽区や、アメリカのスタンダップコメディのスタイルで、世相を斬る長井秀和、女性のヒステリックな部分を強調した青木さやかなど、毒舌系のキャラクターが多く生まれたことでも知られます。

キャラが違う?

さらに「エンタの神様」では、それまで活躍している芸人の姿とは別のキャラクターが割り当てられることもありました。例えば、アクセルホッパーの名前で出ていた芸人は、長い祐一郎です。さらに、フランケンの格好で出ていた芸人は、スリムクラブの真栄田でした。もともと芸人が持っていたディープなキャラクターを誰にでもわかりやすいものにしてしまうため、コアなお笑いファンからしてみれば「芸人殺し」の番組であるとして批判も受けました。しかし、それでも人気があることには変わりなく「エンタの神様」以前と以降では収入も格段にちがったようです。つまりそれでも売れたもの勝ちという世界であったことは確かでしょう。さらに、マイナーなお笑いライブまでカメラが入り、芸人をフックアップしていたといいますから、戦略的な番組であることがわかります。

2000年代初頭のお笑いブームを牽引した番組は「エンタの神様」であるといえるでしょう。この番組はさまざまな点で議論を呼び起こしました。多くの芸人にキャラクターが付けられることで知られます。さらにもともとの芸人のキャラクターとも異なるものが与えられるといったこともあったようです。「芸人殺し」の番組として批判を浴びる一方で、それでもわかりやすい笑いは人気を博しました。

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