Doctors Me(ドクターズミー)- 【東洋医学のツボコラム】Vol.3: むくんでブーツが履けない…むくみに即効!4つのツボ

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むくんでブーツが履けない!

寒い今の時期、ブーツを履くと夕方以降ふくらはぎがむくんでいることに気付く方が多いのではないでしょうか。朝はすんなり履けたブーツが夕方1度脱いだらきつくなっていた、という経験をされた方は多いと思います。

ふくらはぎのマッサージをするとむくみの対応はできますが、そんなゆっくり時間かけてやっている時間があまりない、やり方がわからない、という方のためにふくらはぎの中でも重要なポイントをお伝えします。

そもそも、むくみとは?

東洋医学ではむくみは「津液の停滞」と考えています。("津液"はvol.1参照)

いくつかの経絡がむくみに関わっていますが、その中でも特に
・脾経(ひけい)
・腎経(じんけい)
・膀胱経(ぼうこうけい)
という経絡がむくみに重要な関わりがあるとされています。

脾で飲食物から津液をつくり、
腎で津液を管理し、
膀胱から尿として排泄します。
よって、この3つの経絡になにかしらの問題が起こると津液が停滞してしまいます。

前回、冷え性のコラムでも「脾経」と「腎経」が、冷え性と重要な関わりがあると書きました。冷え性とむくみは近い関係性にあるのです。

東洋医学では1つの原因からいくつかの症状が出てきます。西洋医学でも1つの病気から様々な症状が出てきますが、それと同じようなことと考えて頂けたらと思います。

むくみに効く4つのツボ

むくみに効く4つのツボを教えます!


1:陰陵線(いんりょうせん)【脾】
座って膝を立てた状態で、スネの内側を指でさすって上に進んでいくと、自然と止まるところ。湿気とりのツボとして知られている。

2:太谿(たいけい)【腎】
内くるぶしとアキレス腱の間。触ると拍動を感じるところ。体内の水分代謝のバランスを良くするツボで、冷えや足のむくみに効果的。 顔の黒ずむ人やシミなどにも良い。

3:委中(いちゅう)【膀胱】
膝の裏のほぼ中央、拍動部のところ。腰痛に効く代表的なツボでもある。

4:水分(すいぶん)【任】
おへそから指1本分上。むくみ解消にはぴったりのツボ。水分は任脈というおなかの正中線を通る経絡にある。

ツボの押し方3STEPについては、前回のコラム(vol.2参照)でお伝えしましたね。
今回は関元(おへそから指4本分下のツボ)の代わりに、水分を手のひらで包み込むように軽く押し、おなかが温かいとイメージすると良いでしょう。

ツボ以外でむくみに効果的なことは?

ツボを押す以外に、むくみ取りに効果的なのはふくらはぎの運動です。

ふくらはぎは第2の心臓とよく言われますが、まさにその通り。
心臓から出た血液は足先まで行き、今度は重力に逆らって心臓に戻ってこなくてはなりません。むくみは停滞した血液が下肢にたまり、血管の内圧があがることで血液の成分が血管やリンパ管の外へ漏れてしまうことでできます。

そこで重要なのがふくらはぎ。
ふくらはぎを動かすとポンプの役割を果たし、血液が心臓へ戻るのを手伝います。運動をする人が、デスクワークばかりの人と比べてむくみが少ないのはそのためです。

・ふくらはぎの定期的なストレッチ
・つま先立ちを10回ほど繰り返す
ことで効果が表れると思います。

〜鍼灸マッサージ指圧師:青木 秀人〜