食物繊維が白米の19倍も含まれている大麦がダイエットにピッタリの雑穀として注目を集めています。「大麦」に含まれる食物繊維の大半は、水溶性食物繊維のβ-グルカン。β-グルカンには、痩せホルモンの分泌を促す働きもあるのです。ここでは、大麦のさまざまなダイエット&健康効果をご紹介します。

大麦が痩せホルモンの分泌を促す!?

大麦に含まれるβ-グルカンは、グルコース(砂糖の成分)からできた食物繊維です。腸で炭水化物が分解されると、β-グルカンによって脳に満腹信号が送られます。これは、「痩せホルモン」と言われるGLP-1やPYYによるもの。これらのホルモンには、食事による血糖値を抑える働きや、余分な糖が脂肪として蓄積されるのを防ぐ働きがあります。食後の血糖値の上昇を表すGI値で比べると、大麦は白米の3分の1程度の低GI食品。麦ご飯なら血糖値の急上昇を防ぎ、脂肪の蓄積を抑える効果が期待できます。

もちろん食物繊維が腸をキレイにする効果も!

大麦に含まれる食物繊維は水溶性食物繊維だけではありません。水溶性食物繊維は腸内で善玉菌を増やす働きがありますが、大麦には、腸内で数十倍に膨らんでスムーズなお通じを促す不溶性食物繊維も含まれています。ダイエットのためには、水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく摂るのが理想です。大麦なら、両方の食物繊維を一緒に摂ることができます。

ビタミンB2の働きで美肌にも効果的

大麦の食物繊維の働きでお通じがスムーズになれば、老廃物も一緒に排出されるので、お肌もツヤツヤに。でも、大麦の美肌効果はそれだけではありません。大麦にはビタミンB2が豊富含まれているのです。ビタミンB2の働きは脂質を代謝して、皮膚や髪、爪などの再生を促すこと。麦ご飯を毎日食べれば、美肌とツヤツヤの髪を手に入れることができます。

麦ご飯には食べやすい「押し麦」がベター

麦ご飯が体にいいと言っても、100%大麦のご飯はちょっとツラいかもしれませんね。白米と大麦を混ぜて炊いた方が、食べやすく続けやすいでしょう。その際は、押し麦が扱いやすくベターです。大麦は白米と比べて炊くのに時間がかかることから、大麦を押し潰して火が通りやすく加工したものが押し麦です。白米と一緒に炊いても大丈夫なので、簡単に麦ご飯をいただくことができます。


writer:岩田かほり