植物、動物2つのたんぱく質で心臓を健康に

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英イースト・アングリア大学の研究者らは、植物性、動物性たんぱく質を多くとっている人は、そうでない人に比べ心疾患のリスクとなる血圧や血管の硬さの数値が低いことがわかったと発表した。たんぱく質に含まれる7種類のアミノ酸が影響しており、その効果は減塩や禁煙、禁酒、運動習慣などに匹敵するという。

研究者らは、英国在住の18〜75歳の双子1万2000人が登録されている健康記録データベース「TwinsUK」から、標準的なBMI(体重を身長の2乗で割って算出する肥満度)の女性2000人のデータを分析し、食事内容と血圧、血管の厚みと硬さの関係を調査した。

その結果、豆類やブロッコリー、ホウレンソウなど植物性たんぱく質を多く食べている人はそうでない人に比べ血圧が低く、肉や魚、乳製品などの動物性が多い人はそうでない人に比べ血管の硬さの数値が低かった。また、どのようなアミノ酸が影響しているのか調査したところ、植物性では「アルギニン」「システイン」「グルタミン酸」「グリシン」「ヒスチジン」「ロイシン」「チロシン」が関係しており、動物性ではグルタミン酸、ロイシン、チロシンだったという。

研究発表は2015年7月22日、米国栄養学会誌「Journal of Nutrition」オンライン版に掲載された。

参考論文
Amino Acid Intake Is Inversely Associated with Arterial Stiffness and Central Blood Pressure in Women.
DOI:10.3945/jn.115.214700 PMID: 26203100

(Aging Style)