同点ゴールを喜ぶレスターの選手たち【写真:Getty Images】

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【レスター 3-2 アストン・ヴィラ プレミアリーグ第5節】

 イングランド・プレミアリーグ第5節が13日に行われ、レスターはホームでアストン・ヴィラを迎え撃った。

 開幕から好調のレスターは引き分けに終わった前節からメンバーを入れ替え、岡崎を先発に戻してヴァーディーとのコンビを復活させた。そしてナポリから新加入のインラーを初めて先発起用している。

 必勝態勢で臨むホームチームが波に乗り切れない序盤は、アストン・ヴィラが相手DF陣のミスを突いてショートカウンターからシュートチャンスを何度も作っていく。

 レスターも徐々にペースを取り戻すが、先制点は思わぬ形で生まれた。39分、アストン・ヴィラのCKがゴール前の混戦からペナルティエリア手前にこぼれると、待っていたグレイリッシュが狙いすましたミドルシュートでゴール右隅を射抜いた。

 嫌な時間帯にアストン・ヴィラに先制を許したレスターだが、対人能力に優れたレスコットとリチャーズのCBコンビとマッチアップした前線の選手たちが沈黙し、1点ビハインドを背負って前半を終えた。

 状況を打開したいラニエリ監督は、後半開始から岡崎を下げて新加入のダイアーを投入。マフレズを最前線に上げて攻撃の質を変えようと試みる。

 だが後半も落ち着かない展開が続き、レスターはサイドをうまく使いながら相手を押し込んでチャンスを作るもあと一歩足りずにゴールが生まれない。

 そんな中63分、カウンターで左サイドを突破したアグボンラホールが中央へパスを送ると、並走していたヒルが右足を一閃。力まず完璧にコントロールされたボールはGKの手をかすめてゴールに吸い込まれた。

 2点差を少しでも冷たいレスターは直後にオルブライトンとインラーを下げてウジョアとカンテを送り出し、圧力を強めていく。

 すると72分、左からのCKに対しニアサイドに飛び込んだデラートが右足アウトサイドでコースを変えて執念でゴールに押し込み、レスターが1点差に迫る。

 これで勢いを増したレスターは76分にも決定機。カルロス・サンチェスのコントロールミスを見逃さなかったマハレズがボール奪ってラストパスを送り、ヴァーディーがフィニッシュに持ち込む。しかしこれは体を投げ出したリチャーズに阻止されゴールにはならない。

 それでもレスターは止まらない。押し込み続けて立て続けにセットプレーのチャンスを迎えた後の82分、マハレズが巧みなキープで時間を作り、右サイドへパス。ボールを受けたドリンクウォーターはゴール前に速いボールを送り、最後はヴァーディーが詰めて同点に追いついた。

 さらに89分、右からマハレズがアーリークロスを上げ、ゴール前でダイアーがGKと衝突しながら押し込んで3点目。一時は2点差をつけられていたレスターが土壇場で逆転ゴールを奪った。

 これまで先制されても必ず追いついてきたレスターは、この試合でも驚異の粘りを見せて2点差を大逆転。2-3で勝ち点3を手にし、無敗を5試合に伸ばした。

 岡崎は不発に終わったものの、マハレズは開幕以来の好調を維持しており、新加入のダイアーも随所に好プレーを見せて大仕事をやってのけた。ヴァーディーも持ち味を発揮し、インラーも上々のプレーで中盤を支える。すべてがいい方向に回っているレスターは次節19日にストークと対戦する。

【得点者】
39分 0-1 グレイリッシュ(アストン・ヴィラ)
63分 0-2 カルレス・ヒル(アストン・ヴィラ)
72分 1-2 デラート(レスター)
82分 2-2 ヴァーディー(レスター)
89分 3-2 ダイアー(レスター)

text by 編集部