今大会強さを見せつけた武藤俊憲が第2回目の王者に輝いた(撮影:福田文平)

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<片山晋呉インビテーショナルネスレ日本マッチプレー選手権 レクサス杯 決勝◇13日◇恵庭CC(6,988ヤード・パー72)>
 「片山晋呉インビテーショナルネスレ日本マッチプレー選手権 レクサス杯」は武藤俊憲がホストプロ片山晋呉との決勝マッチを制し第2回チャンピオンに輝いた。武藤には優勝賞金7,000万円のビッグボーナスに加え、欧州ツアー「ハッサンII世トロフィ」への出場権が与えられた。
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 「近年の片山さんにはない何かを感じた」。マッチの立ち上がりは圧倒された。1番でバーディを奪ったのを皮切りに3番まで3連続ダウンをくらい、いきなり強烈なプレッシャーをかけられた。「すごい勢いだった。キャディとも“仕掛けてきたね”って話していて…」。
 それでも、スキを見つけたのは4番パー3。片山がグリーンを外してボギーとして2ダウンとしたところで「こんな片山さんでもミスするんだと。やっと普通のマッチになった気がした」と落ち着きを取り戻すと、6番からは逆に3連続アップ。前半で逆転に成功すると尻上がりに調子を上げた。
 後半は鋭いショットを連発する片山に対し一歩も引かない。「パターはずっと良かったのでチャンスにつけることだけを考えた」。オールスクエアで迎えた13番からはミドルパットを立て続けに沈めていく。2アップとした15番では先にセカンドをOKにつけられるも、約6メートルをねじ込んで追い上げを許さず。「あのパットは(師匠の)谷口さんもほめてくれるんじゃないかな」と白い歯を見せた。
 ビッグプライズとともに手にした欧州ツアー「ハッサンII世トロフィ」への出場権。「海外は自分のゴルフの幅を広げてくれる。まずは出て行かないとダメだし、落ちても出続けないとダメ。そうやっていくことが自分の血となり肉となる」と意欲は十分だ。「でも、もうそれだけでは済まされない年齢だし、予選通過じゃまわりも満足してくれない」と求めるのは目に見える結果。それだけの経験を積み重ねてきた自負もある。
 日本に目を向けても秋のビッグタイトルは翌年の「全英オープン」出場権が得られる「日本オープン」や、「WGC-ブリヂストン招待」へつながる「ブリヂストンオープン」など海外へつながる道を用意している大会も少なくない。「そういう意味でもこれから大事な試合が続く」。今大会のテーマは“世界への扉を開いて欲しい”というもの。武藤もまたその勝者にふさわしい覚悟を見せてくれるはずだ。
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