片山晋呉は決勝で破れ、惜しくもホストVならず(写真は16番)(撮影:福田文平)

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<片山晋呉インビテーショナルネスレ日本マッチプレー選手権 レクサス杯 決勝◇13日◇恵庭CC(6,988ヤード・パー72)>
 大会前の準備から、誰よりも戦いぬいた全5マッチ。ホストプロの片山晋呉は準決勝で今平周吾を下し決勝へ進出したものの、最後は武藤俊憲の前に3&1で敗れた。
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 午前中の準決勝は、22歳を相手に18ホールを戦い抜いた。「体力がもたなかった。何にも残っていなかった」42歳の体は限界だった。それでも、気持ちを奮い立たせて決勝のスタートティグラウンドに立つとそこから怒涛の3連続アップ。誰もが最強賞金王として君臨した時代の片山をその姿に重ねた。
 対戦した武藤も「このまま寄り切られるのかと思った」と目を丸くした立ち上がり。しかし、4番パー3でボギーを叩くと徐々に武藤にリズムを握られ、6番からは3連続ダウン。12番でオールスクエアに戻すも、「勝つ人はああいうことができる」と13番から立て続けにミドルパットを放り込んだ武藤にジリジリと押し込まれた。
 自身も15番でセカンドをベタピンにつけてバーディとするも差は縮まらない。16番ではバーディパットが一筋外れて膝から崩れ落ちると、ドーミーホールとなった17番でバーディパットが外れた瞬間、自らハットを脱いだ。
 自身の結果には充実感をのぞかせたものの、一方で冠を務める大会全体としてはまだまだやれることはありそうだ。「1回目から比べるとすごく良くなっている。でももっと話題になるためにはどうしたらいいのか。選手とか報道関係の方から聞いたりするのもいいなかなと」。
 選手、関係者から好評のマッチプレー形式も継続する方針だが、「武藤が37(歳)?37と42が決勝に残ってるようじゃダメ。もっと若い人が出てきてほしいね」と若手の奮起を促すことも忘れなかった。ピンポジションやコースセッティング含め今年は関われなかったこともあり、来年以降は選手としてでなく裏方に徹する意向もある。多くの選手が“出たい”と思える試合を。片山の視線はさらに大きな舞台を見ている。
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