女性は特に、年齢とともに骨量が減っていきます。まさかの骨折を防ぐためにいまからできることはたくさんあります。骨のケアは30代からはじめても早すぎることはありません。

カルシウムだけではダメなんです

筆者の母も骨粗しょう症で、掃除中に腰の骨を骨折してしまいました。彼女は出産してから30年の間カルシウムのサプリメントを摂り続けており、骨だけは丈夫だと自負していたので本人だけではなく家族の私たちも唖然としました。一度骨折してしまうと、その恐怖から運動も減り行動範囲も狭くなり、老いが加速してしまいます。そんな母の担当医師の一言は衝撃でした。それは「カルシウムだけを摂取しても骨は強くならない」というもの。30年間のサプリメント摂取は何だったのか……。しかしよく話を聞くと、カルシウムだけでは骨にはならないが、ビタミンDと一緒に摂ることで初めて吸収されるというのです。

ビタミンDってそんなに大切なの?

ビタミンDとは、ビタミンという名前はついていますが栄養素というよりホルモンの一種としての性質を持っています。ビタミンDはそのままでは有効に使われず、体内に入って活性化することで活性化ビタミンDとなり、カルシウムの吸収を高めてくれたり、カルシウムの濃度を調節してくれるホルモンとなるのです。活性化ビタミンDはサプリメントでは摂取できません。ビタミンDを摂取することはもちろん必要ですが、日光にあたり紫外線を浴びることで体内で活性化して初めて働いてくれるのです。活性化ビタミンDになれるのはビタミンD2やビタミンD3で、シイタケやキクラゲなどの菌類と鮭やカジキなどの魚類に多く含まれています。

皮膚からも作られるビタミンD

活性化ビタミンDは、食物からのビタミンDの摂取だけではなく、紫外線を浴びることにより皮膚でも合成されます。これはとても大切なことで、外に出られない環境になると骨が弱るのはそのため。一日30分、曇りや雪の日でも1時間外で過ごせば十分に合成されるといわれています。

カルシウムとビタミンDが豊富な食事、また両方がバランス良く配合されているサプリメントを摂取し、適度な運動と日光浴で元気な骨を作りましょう。過剰に日光を避けたりする女性が少なくありませんが、もう真夏のシーズンも終わりました。秋冬シーズンはUV対策をしつつ日光を浴びる時間を増やしましょう。


writer:しゃけごはん