12日、テレビ東京「FOOT×BRAIN」では「究極の日本代表論 今求めるのは・・・面白いサッカーか?勝つサッカーか?」と題し、番組MC・勝村政信氏、サッカー解説者・秋田豊氏、都並敏史氏、三浦淳寛氏に加え、サッカーライターの北條聡氏、戸塚啓氏、サッカー批評編集長・渡辺拓滋氏がハリルJAPANの戦い方について討論した。

まず「ハリルホジッチ監督のサッカーは面白いか?」という質問に対し、三浦氏はYESの札を、秋田氏と勝村氏はどちらでもないという意思表示を、他の4名はNOの札を挙げた。

「まだハリルホジッチ監督がどういうサッカーをするのか落とし込んでいる段階。これを入れていったら世界でも活躍できる強いチームになるんじゃないかなという期待を込めて」という三浦氏に対し、戸塚氏は「選手が楽しめていない」と、勝村氏は「どんなサッカーか何もわかりません」などと理由を述べた。

また「勝つサッカーをしているか?」という問いには、NOの札を挙げた戸塚氏と渡辺氏は、「彼の采配によってゲームがすごい動いたなっていうのが見えていないのでこんな感じ」(戸塚氏)、「縦の速いサッカーと今までの日本のポゼッションサッカーが融合されれば非常に強いチームになるんじゃないか」(渡辺氏)といずれも「これから」という見解を示した。

その一方、YESの札を挙げた都並氏は「ブラジルW杯で見せた多彩な戦術を駆使できる柔軟性は非常に評価していい」と言い、同じYESでも北條氏は「日本にとって足りない、弱点であるところを強化しようとしているところなのである程度時間はかかる」と語る。

また、ここでも「どちらでもない」とした勝村氏は「W杯で強さを見せつけられるはずがないじゃないですか。歴史から見ても。ロシアに行けるかもわからない黄色信号が灯っていて、これを強いとかって考えるのはちょっと時期尚早」と言い切った。