[ドデスカ!-名古屋テレビ]2015年9月2日放送の全力リサーチのコーナーで「名古屋から来た」と答える愛知県民を調査していました。

画像はイメージです(yeowatzupさん撮影、Flickrより)

バスツアーのお客さんに聞き込み

愛知県民は旅先などで「どこから来たの?」と聞かれると、「名古屋から来た」と答える人がほとんどらしい......。

調査するため長野県飯田市で、名古屋発のバスツアー客に身分を隠したドデスカ!スタッフが、「どこから来ましたか?」と聞いてみました。

聞いてみたほぼ全員が「名古屋から」と答えるものの、名古屋市民は一人もいないどころか、なんと岐阜県民までがいたという驚愕の結果に。

どうして名古屋と答えるのか聞いてみると、「他県の人に市町村名を言ってもわからないから」というお答え。「愛知県から」じゃダメなの??とふと思った筆者自身も、実は名古屋市民じゃありません(笑)。

お店や会社でも、名古屋市外にあっても「名古屋」を名乗っているところは多いです。たとえば業務用のあんを製造している「"名古屋"製餡」、こちらは豊橋市にありますが、社名は名古屋。「創業者が名古屋出身だから」とのことでしたが、詳しくお聞きすると弥富市出身でした。

またミラノ万博では手羽先やきしめんなど、「なごやめし」が世界進出しました。しかしその中には「西尾の抹茶」や「豊川のいなり寿司」も。あれ?「なごやめし」でしたっけ??

県外はどうなの?

名古屋以外にも同じように答えるところはあるのか、目を向けてみました。

出身の「県」を聞いているのに、「横浜」と答える神奈川県民。「横浜」のブランド力は相当のようですが、横浜市民ではないのに「横浜」と答える人はいませんでした。

関西屈指のブランド「神戸」でも、そのブランド力に便乗する人はいませんでした。

お聞きした皆さん、「違うのに(横浜or神戸とは)答えませんよ」とのこと。どうやら名古屋に住んでいなくても「名古屋」と答えるのは、愛知の県民性によるもののようです。

「名古屋」と答える県民性を暴く!

県民性研究の第一人者である、矢野新一さんに教えていただきました。

矢野さんによれば、愛知県の県民性は大きく3つで、劣等感・見栄っ張り・閉鎖的だそうです。

メガロポリスの真ん中に愛知県は位置しているため、東京・大阪に挟まれているという劣等感、正直に出身地を伝えて「知らない」と言われたくない見栄っ張りであること。そして知らない人に説明するのが面倒という、閉鎖的な面が相まっているとのこと。

愛知県より名古屋の方が全国的な知名度は圧倒的に高いため、「名古屋」と答えてしまう愛知県民が多いようです。

愛知で唯一堂々と答える市

そんな愛知県にも、堂々と自信を持って答える市民がいます。世界に誇るトヨタ自動車のお膝元「豊田市」です。

豊田市民の皆さんは「車の豊田」と答えることで、「知らない」と言われることはないのだとか。

そのブランドに便乗するのは、「みよしと言ってもわかってもらえないから」ということで「豊田」と答える「みよし市民」もチラホラ。

愛知県民は約750万人に対し、名古屋市民は約230万人で豊田市民は約43万人。実に半分以上の方が実際に住んでいないのに「名古屋」と答える計算になりますが、他県の皆様は、どうぞ温かい目で愛知県民を見守ってください。(ライター:神谷祐美)