宇佐美貴史【写真:Getty Images】

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 明治安田生命J1リーグ2ndステージ第10節が12日に全国各地で行われた。

【鹿島アントラーズ 1-2 ガンバ大阪】

 アウェイに乗り込んだガンバ大阪は、絶好調の鹿島アントラーズと上位対決に臨む。試合前はステージ首位に立つ鹿島優位との見方が強かったものの、先制したのはG大阪。29分、宇佐美貴史がパトリックとのパス交換を織り交ぜながら中央を突破し、DFの間を抜く絶妙なミドルシュートを突き刺した。

 追いつきたい鹿島だったが、またしても宇佐美に格の違いを見せつけられてしまう。39分、今度は右サイドの角度のないところで1対1を作ったものの、わずかなスペースを突かれて折り返され、DFに当たったボールはゴールに吸い込まれた。

 6連勝中の鹿島は終盤に意地を見せる。90分、途中出場でJ1デビューを果たした鈴木優磨が左からのクロスに頭で飛び込んで初ゴール。1点差に迫る。だが反撃はここまで。G大阪に敗れた鹿島は石井正忠監督の下で初めての負けとなり、連勝は6でストップした。

【モンテディオ山形 1-3 サンフレッチェ広島】

 安定したパフォーマンスで年間優勝を狙うサンフレッチェ広島はアウェイでモンテディオ山形との一戦に挑んだが、35分にディエゴのゴールで山形に先制を許してしまう。

 しかし、直後の39分にミキッチが同点ゴールを奪って追いつくと、60分に好調のドウグラスが豪快な一撃をゴール右隅に決めて逆転した。

 2ndステージで未だ勝利のない山形は食い下がる。76分にキム・ボムヨンのクロスを受けようとジャンプした中島裕希がミキッチとの競り合いで倒されたと判定され、山形にPKが与えられる。

 キッカーはすでの1点を決めているディエゴだが、このPKを広島GK林卓人が完璧なセーブで阻止。そして直後にカウンターから佐藤寿人に代わって入っていた浅野拓磨がゴールを陥れ勝負あり。1-3で広島がアウェイでの貴重な勝ち点3を手にし、G大阪に敗れた鹿島を抜いて2ndステージ首位に立った。

【FC東京 3-0 ヴィッセル神戸】

 ホームにヴィッセル神戸を迎えたFC東京は新加入の元セルビア代表GKブラダ・アブラモフを先発起用し、これまで好守を見せてきた榎本達也をベンチに置いた。試合は38分にカウンターから前田遼一がゴールを奪ってFC東京が先制する。

 後半に入るとJリーグ初出場のアブラモフが好セーブを連発してチームを救う。すると69分、東慶悟のラストパスに前田が右足で飛び込み、2点目のゴールを奪う。そして78分、高橋秀人のスルーパスに抜け出した東のパスを前田が押し込んでハットトリックを達成した。

 上位争いに残りたいFC東京は前節のドローを引きずらず、前田のハットトリックで神戸相手に3-0の快勝を収めてアブラモフのデビュー戦を飾っている。

 その他の会場では川崎フロンターレが大久保嘉人、田坂祐介、杉本健勇のゴールでヴァンフォーレ甲府を3-1で破った。ベガルタ仙台もアウェイで名古屋グランパスに1-0で勝利。

 湘南ベルマーレは松本山雅に先制を許すも、91分に代表帰りの遠藤航が同点ゴールを決め手1-1のドローに持ち込んだ。アルビレックス新潟は4連勝中の横浜F・マリノス相手に大居健太郎のゴールで先制し、失点をアデミウソンの1点に抑えて1-1の引き分け。サガン鳥栖対清水エスパルスはスコアレスドローに終わっている。

 ACL準々決勝の関係で11日に行われた浦和レッズ対柏レイソルは、高木俊幸に移籍後初ゴールが生まれ、1-0で浦和が勝利を取り戻している。

 明治安田生命J1リーグ2ndステージ第10節全9試合の結果は以下の通り。

甲府 1-3 川崎F
名古屋 0-1 仙台
鹿島 1-2 G大阪
山形 1-3 広島
FC東京 3-0 神戸
湘南 1-1 松本
新潟 1-1 横浜FM
鳥栖 0-0 清水

text by 編集部