11日放送の「モーニングバード」(テレビ朝日系)で、鬼怒川の土砂災害を解説する山田正教授が、事業仕分けへの不満を声高に訴えた。

番組は、宮城県と茨城県に特別警報が出されるなか、茨城県鬼怒川の堤防決壊の続報を「大雨被害の脅威」と題して放送。

スタジオでは、中央大学理工学部の山田氏が、司会の羽鳥慎一アナウンサーと共に、今回の土砂災害について解説した。そのなかで山田氏が、国土交通省が打ち出した事前の「氾濫シミュレーション」と、実際の被害を比較してみせた。

鳥羽アナが決壊した鬼怒川の映像を見ながら、「シミュレーションはできているし分かっているけれども、それを上回る自然の力が今回、働いてしまったということですね」と語り、コメンテーターの吉永みち子氏に意見を求めた。

吉永氏は「ここのところ、あまりに『史上初』とか『50年ぶり』とか(異常気象が)多いですよね?そうすると、私たちが初期設定をしたところとは、今は違う気象状況にあるということで、いろんなところを見直さないと…」と、危険基準の見直しを提唱する。

すると、話を聞いていた山田氏が「いや、見直しは随分やっている。私、その分野の学会の会長ですからね」と息巻いたのだ。

そして、山田氏は「でも、事業仕分けでこの(堤防増設の)予算を切っちゃったんですよ?それも反省して欲しいですよね!」と、事業仕分けに対する不満を突然持ち出し、スタジオで訴えた。

国家予算の見直しとなる事業仕分け(行政刷新会議)は、2010年度に民主党政権によって導入されたが、山田氏は生放送で、その批判をすることとなった。

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