イングランド代表の歴代最多得点記録を樹立したウェイン・ルーニー【写真:Getty Images】

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今週の5つの出来事

今週も各国で様々なニュースが話題となった。その中でも欧州5ヶ国で起きた5つの主な出来事を紹介しよう。

【イングランド】ルーニー、代表歴代最多ゴール

 マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWウェイン・ルーニーは、現地時間8日に行われたEURO2016予選スイス戦の試合終了間際にPKを決めた。

 5日のサンマリノ戦で49得点目を決めてサー・ボビー・チャールトン氏の持つ記録に並んだルーニーは、このゴールで50得点目をマーク。イングランド代表史上歴代最多ゴール記録を樹立した。

 試合後、29歳のストライカーは「30歳を目前にして、国の最多得点記録を抜くことができるなんて夢にも思わなかったよ。今夜のことを誇りに思う」と、喜びを語った。

【イタリア】ブッフォン、150キャップを記録

 イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンは、現地時間6日にEURO2016予選ブルガリア戦で自身が持つ歴代最多記録をさらに更新する150キャップを達成した。

 ブッフォンは1997年10月29日に行われたフランスW杯欧州予選ロシア戦で、負傷したジャンルカ・パリュウカ氏との途中交代で代表デビュー。当時同選手は18歳11ヶ月だったが、その後およそ18年間に渡って母国のゴールマウスを守り続けている。

 しかし、まだ代表を引退するつもりはないようだ。ユベントスの主将は以前、「もし叶えられるなら、6度のワールドカップに出場する初のプレーヤーとしてサッカー史に名前を残したい」とコメントしており、40歳で迎えるロシアワールドカップの出場を見据えている。

 ちなみに現役選手での最多キャップはスペイン代表GKイケル・カシージャスの「161」。引退した選手を含めると、元エジプト代表のアフメド・ハッサン氏が184試合に出場している。

【スペイン】ピケ、ファンからのブーイングに…

 バルセロナのジェラール・ピケは、奔放な発言によってしばしば議論を呼ぶことがある。バルサの三冠達成を祝うセレモニーでは宿敵レアル・マドリーを揶揄するスピーチで批判を浴び、バルセロナが位置するカタルーニャ州の独立に賛成する発言を繰り返してきた。

 しかし、スペイン代表として戦った5日のEURO2016予選スロバキア戦で自国のファンからブーイングを受けると、これに対して異を唱えた。

「自分の心の中にあるチームはバルセロナだ。常にマドリーの負けを願うし、自分がやったことにはなにも後悔していないよ。何度でもやると思うね。私が変わるなんて期待しないで欲しい」

「バルセロナとマドリーのライバル感情はスペインに永久に存在し続けるものだ。でもそれはマドリーのプレーヤーたちとの関係を持たないなんてことではない。彼らとの関係は最高だよ。周りが事を複雑にしたいだけなんだ」

【オランダ】オランダ代表、EURO出場ピンチ! 8大会ぶり敗退の危機

 現地時間6日、EURO2016予選でグループ3位のオランダ代表は4位のトルコ代表と対戦。3勝1分3敗と大きく出遅れたオランダは、プレーオフ圏内となる3位を座を懸けた直接で0-3の完敗。トルコに抜かれて4位に陥落し、勝ち点差を「2」離されてしまった。

 残りの試合は2試合。オランダは10月のカザフスタン戦とチェコ戦に連勝し、トルコを逆転しない限り、8大会ぶりの予選敗退が決定する。

 主将のロビン・ファン・ペルシは、「これはひどい…。これは本当にひどい状況だと思う」と悲痛の声を上げていた。

 オランダが最後に敗退したのは1984年大会。奇しくも、今大会と同じく開催国はフランスだった。ブラジルW杯で3位に輝いたオレンジ軍団に、大きな危機が訪れている。

【ドイツ】サッカー界でも広がる難民支援の輪

 国内情勢の悪化からシリアを脱出した多くの難民たちは、命がけでドイツを目指して歩き続けた。これに対してドイツは国境を解放し、難民の受け入れを宣言した。

 難民支援の輪はドイツサッカー界にも広がっている。バイエルン・ミュンヘンは難民の若者を支援するプロジェクトを発表。100万ユーロ(1億3500万円)を寄付する見込みとなっている。また、香川真司が所属するドルトムントでは、「Refugees Welcome(難民歓迎)」の横断幕がスタジアムで掲げられ、200人以上のサポーターが試合に招待されている。

 これに呼応し、ドイツサッカー連盟(DFB)も支援に乗り出す。受け入れた難民にプレーする機会を与えたアマチュアチームに500ユーロ(約7万円)の助成金を与えるというものだ。

 UEFAもこれに賛同。チャンピオンズリーグ(CL)グループステージの最初に行われる2試合のチケット売り上げ1枚毎に1ユーロが寄付される。これはポルトが発案し、UEFAに要請したもので、寄付金は代表してバイエルンがとりまとめる。

text by 編集部