Doctors Me(ドクターズミー)- 「塩」が効く? かゆみ止めがないときの虫さされ対処法

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長引く虫さされのかゆみ、気になりますよね。昔からの言い伝えで塩が効くという説がありますが、これは医学的根拠があるのでしょうか。それとも、すぐに対処することで長引かずに済む方法があるのでしょうか。

今回は、虫さされのかゆみのメカニズムとその対処法について医師に伺いました。

塩の効果は? かゆみ止めがない時の正しい対処法

まず、塩の効果についてですが、医療現場では虫さされに塩は用いません。確かに、塩には軽い防腐作用がありますが、それは皮膚表面のみで、内部にまではその効果を発揮しないでしょう。むしろ、ヒフを傷つけ、炎症を悪化させてしまう可能性もあります。

同様の言い伝えに、ハチに刺されたら毒を中和するために尿を付けておけばよいなどというものもありますが、こちらも効果は期待できず、民間療法の範疇と考えられます。

かゆみに対しては掻いてしまうとヒフに傷がつき、そこからばい菌が侵入し、化膿する場合はありますので、絶対にかかないようにします。対策としては次がおすすめです。

・患部を軽くたたいてかゆみをまぎらわせる
・凍傷を起こさない程度の冷たいものを表面に当ててかゆみを和らげる

かゆみのメカニズムと有効な治療法について

かゆみのメカニズムとしては、蚊やノミ、ダニ、シラミ、ブユなどが血を吸うときに体内に注入する虫の液体に対してアレルギーを起こしていたり、毒に対する反応を起こしていることが考えられています。

かゆみの反応を抑えるために、医療現場ではまず、ステロイドの塗り薬を使うことが多いです。それも治まらない強いかゆみの場合は、飲み薬で抗ヒスタミン薬を用いて症状を抑えることが一般的な治療になります。

一方、中高年の方ではヒフが乾燥していることもあり、同時に保湿などのスキンケアを行うことも有効とされています。

医師からのアドバイス

流行したデング熱などのように、蚊などの吸血動物によって媒介される疾患があります。また、地球温暖化の影響で日本にもマラリアが入ってくる可能性があるとされています。

そう考えると、もっとも重要なのは刺されないようにすることと言えます。虫に刺されないように長袖、長ズボンなど、暑さに気を付けながら物理的な防御をしたり、虫よけ製品をしっかりと活用することが大切です。

(監修:Doctors Me 医師)