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暑い時期では、全国で1万人以上が救急搬送される熱中症。8月末からは比較的過ごしやすい気温が続いているが、総務省消防庁によると、8月31日から9月6日の期間中は全国で528人が熱中症が原因で救急搬送されている。まだ油断は禁物だ。

大人はもちろんだが、それ以上に気をつけないといけないのが子供と高齢者だ。それぞれの注意点をまとめた。

■子供編

総務省消防庁は、「身長が低いため、地面の照り返しによって高温にさらされやすい」「汗腺などが未熟」などの理由から、子供は熱中症にかかりやすいとしている。そこで、以下の4点に注意するようにしよう。

■子供の様子を十分に観察する

■遊びの最中に水分補給を行い、休憩を入れる

■外出時の服装に気をつけ、帽子も忘れないようにする

■日ごろから栄養バランスのとれた食事や運動、遊びを通して暑さに負けない体づくりを実践する

■高齢者編

高齢者は「汗をかきにくい」「暑さを感じにくい」などの身体的特徴がある。そのため、体温を下げるための反応が弱くなっており、自覚症状がないまま熱中症になる危険性があるとされている。そこで、総務省消防庁は高齢者が熱中症にならないよう、次の3点に注意してほしいとしている。

■室温をこまめにチェックし、エアコンや扇風機などを活用

■のどが渇かなくても水分補給をする

■調子が悪いと感じたら、家族や近くの人にそばにいてもらう

特に高齢者の場合、水分補給が肝心だと日本医療栄養センターの井上正子所長は指摘する。「高齢者の方はあまりご自分から『水がほしい』ということをおっしゃらないのが問題です」。

井上所長によると、一般的に人間は排尿(1.4リットル)や汗(0.5リットル)などで、一日に2.5リットルもの水分を排出しているという。その一方で、摂取している水分量は、食事から1リットル、体内での合成(代謝水)で0.3リットルとなっている。

そのため、不足分の1.2リットルにあたる水分を飲料から補給する必要があると話す。量に換算すると、500ミリリットルのペットボトル2・5本分だ。飲料から補給すべき水分量を具体的に把握しておけば、脱水症状などで熱中症になる可能性も低減できる。

9月に入ってもまだ汗ばむ日はある。熱中症は最悪の場合、死に至るケースもあるので、身近な子供や高齢者を守るためにも、きちんとした対策を行うようにしよう。

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