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 ダイキン工業は10日、次世代冷媒「HFC-32」を用いた空調機の関連特許(のべ93件)を、全世界に無償開放することを発表した。すでに開放している新興国に加え、そのほかの先進国でも特許利用が可能となる。

 「HFC-32」は、オゾン破壊物質「HCFC-22」の主要代替冷媒として、世界的に用いられている冷媒の構成成分だ。混合冷媒の一部としてすでに空調機に使用されており、自由に市場から調達することが可能。毒性がほとんど無く、化学的にも安定しているのが特徴で、エネルギー効率が高く、安価で、容易に再生も可能だ。そのため空調機器分野では、次世代冷媒として有力な選択肢となっている。

 ダイキンは2011年、新興国に限り本特許を無償開放していた。今回開放されるのは、空調機の製造・販売等に関する93件の特許で、HFC-32の冷媒そのものを製造するための特許ではないが、これにより、地球温暖化影響の少ないHFC-32空調機の普及を後押しし、採用を促すのが狙いとのこと。