Appleの新型スマホ「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」を既存モデル「iPhone 6」シリーズや「iPhone 5s」と比較してみた

iPhone 6sおよびiPhone 6s PlusをiPhone 6シリーズなどと比較!

Apple(アップル)から発表された新しいスマートフォン(スマホ)の「iPhone 6s」および「iPhone 6s Plus」。既存モデルで昨年発売された「iPhone 6」および「iPhone 6 Plus」との最も大きな違いはディスプレイが感圧対応になった点、そして、新色ローズゴールドがある点あたりでしょう。

その他にも約1200万画素リアカメラや約500万画素フロントカメラ、新しい「Apple A9」プロセッサーなどスペックアップしていますが、サイズもケースが使いまわせる程度にほぼ同じで、さらに前の一昨年に発売された「iPhone 5s」以前と比べるとiPhone 6シリーズからはそれほど大きく変わったという感じはしないかもしれません。

一方で、iPhone 5s以前からはiPhone 6シリーズと同様に画面サイズが4インチから4.7インチもしくは5.5インチと大型化しており、大きさと質量ともに大幅にアップしています。

今回はそんなiPhone 6sおよびiPhone 6s PlusをまずはこれまでのiPhone 6およびiPhone 6 Plus、そしてちょうど発売から2年経って機種を変えるという人も多そうなiPhone 5sなどと比較してみましたので紹介したいと思います。

◯主なスペック比較
機種iPhone 6s
Plus
iPhone 6siPhone 6
Plus
iPhone 6iPhone 5siPhone 5
発売日2015/9/252014/9/192013/9/202012/9/21
サイズ
[mm]
158.2×77.9×7.3138.3×67.1×7.177.8×158.1×7.167.0×138.1×6.958.6×123.8×7.658.6×123.87.6
質量 [g]192143172129112112
OS
(発売時)
iOS 9iOS 9iOS 9
(iOS 8)
iOS 9
(iOS 8)
iOS 9
(iOS 7)
iOS 9
(iOS 6)
ディスプレイサイズ・
解像度
5.5インチ
1080×1920
401ppi
4.7インチ
750×1334
326ppi
5.5インチ
1080×1920
401ppi
4.7インチ
750×1334
326ppi
4.0インチ
640×1136
326ppi
4.0インチ
640×1136
326ppi
コントラスト比1300:11400:11300:11400:1800:1800:1
3D Touch
CPUA9(クアッドコアCPU)+M9
64bit
A8(クアッドコアCPU)+M8
64bit
A7(デュアルコアCPU)+M7
64bit
A6(デュアルコアCPU)
内蔵ストレージ16/64/128GB16/32/64GB
リアカメラ画素数
・F値
1200万画素
F2.2
800万画素
F2.2
800万画素
F2.4
光学手ブレ補正
フラッシュTrue ToneLED
バーストモード
フロントカメラ画素数
・F値
500万画素
F2.2
120万画素
F2.2
120万画素
F2.4
バーストモード
Retina Flash
指紋センセー
(Touch ID)
NFC
気圧計
最大待受時間384250384250250225
最大通話時間
(3G)
24142414108
最大通信時間
(4G LTE)
12101210108
4G LTEFDD-LTE
TD-LTE
(AXGP、WiMAX 2+)
UE Category6(下り最大300Mbps、上り最大50Mbps)4(下り最大150Mbps、上り最大50Mbps)3(下り最大100Mbps、上り最大50Mbps)
CA
VoLTE
Silver
Gold
Space Gray
Rose Gold
Silver
Gold
Space Gray
White
Black
価格86,800円〜98,800円〜86,800円〜74,800円〜58,800円〜
※SIMフリーの16GBモデルの税抜価格。より詳細な比較が公式Webページ「iPhone - モデルを比較する - Apple(日本)」に掲載。

◯サイズおよびデザイン
iPhone 6シリーズとの最も大きな違いは新色ローズゴールドが追加された点でしょう。また実際に持ってみないとわかりませんが、地味なところでは以下のように質量が重くなっています。


iPhone 6s(左)とiPhone 6s Plus(右)



新色ローズゴールド




iPhone 6sおよびiPhone 6s Plusはともに4色展開

画面サイズおよび解像度はiPhone 6シリーズと同じくiPhone 6sが326ppiの4.7インチ750×1334ドット、iPhone 6s Plusが401ppiの5.5インチ1080×1920ドット(フルHD)となっています。外観は角が丸みのあるデザインを継承。

ボタン配置は変更がなく、左側面に音量上下ボタンおよびサイレントモードのオン・オフスイッチ、下側面に3.5mmイヤホンマイク端子およびLightning端子を備えます。


iPhone 6s PlusおよびiPhone 6s、iPhone 5s、iPhone 5のサイズ比較


◯性能
スペックとしてはまず恒例のチップセットが最新の14nmプロセスで製造された「Apple A9」になり、A8やA7に続いて64bit対応第3世代なほか、デスクトップクラスのPCと比べてもCPU性能で70%、コンソールクラスと比べてもGPUで90%の速度だということです。いまいち良くわかりませんが。

また、iPhone 5sから導入されたコプロセッサーも「Apple M9」となり、今回はA9と統合されてより消費電力が抑えられているとのこと。




データを記録できる内蔵ストレージはiPhone 6シリーズから導入された128GBモデルがあり、16GBおよび64GBと3種類と同じです。なお、外部ストレージには非対応。内蔵メモリー(RAM)は非公開となっています。

カメラはリアにiPhone 4S以降でようやく画素数がアップされ、リアカメラ「iSightカメラ」は約1200万画素裏面照射型CMOSになりました。ただし、これにより、1画素当たりのサイズはiPhone 6シリーズやiPhone 5sなどの約1.5μmから約1.22μmと小さくなっており、暗いところでの撮影が気になるところです。新機能としては手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオに対応。また、iPhone 6シリーズにおけるiPhone 6 Plusと同様にiPhone 6s Plusのみ光学手ブレ補正に対応しており、新しく動画撮影でも光学手ブレ補正が利用できるようになっています。

フロントカメラ「FaceTime HDカメラ」も約500万画素裏面照射型CMOSと画素数向上し、適切な色で光る「Retina Flash」に対応しました。レンズはリアカメラもフロントカメラもF2.2の明るいレンズを採用。リアカメラでは4K動画も撮影可能になっています。


他にも、iPhone 5sから搭載されているホームキーに内蔵された指紋センサー「Touch ID」は今回から第2世代になり、読取速度が2倍になっています。非接触通信「NFC」も搭載し、決済サービス「Apple Pay」に対応。


通信ではLTEのUE Category 6やキャリアアグリゲーションに対応し、4G LTEによる下り最大300Mbpsおよび上り最大50Mbpsに高速化しており、国内ではすでにNTTドコモが「PREMIUM 4G」によって下り最大262.5Mbpsで利用できることを発表しています。

また、iPhone 6シリーズから対応したTD-LTEにも対応し、日本国内ではau向けでUQコミュニケーションズの「WiMAX 2+」やソフトバンクモバイル向けでWireless City Planningの「AXGP(SoftBank 4G)」といった互換規格で利用可能です。

さらに無線LAN(Wi-Fi)もIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠は変わりませんが、MIMOに対応した2.4および5GHzデュアルバンド対応によって最大867Mbpsまで高速化しています。




Bluetooth 4.2とバージョンアップしているほか、Assisted GPS+GLONASS、電子コンパス、3軸ジャイロセンサー、加速度センサー、近接センサー、環境光センサー、気圧センサー、iBeaconマイクロロケーション、nanoSIMカードスロットなどはiPhone 6シリーズと同じです。

さらに最新プラットフォーム「iOS 9」がプリインストールされています。今回はなんといっても3D TouchがTaptic Engine搭載とともにどういった操作感になるのか気になるところです。











記事執筆:memn0ck


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