Doctors Me(ドクターズミー)- 【園山真希絵のダイエットコラム】Vol.9: 飲食店「家庭料理割烹 園山」を通じて(後編)

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我武者羅に駆け抜ける毎日

『園山』をオープンしてからは、”朝から夕方までは他の食の仕事をして、終わり次第、店に出て営業後(深夜)に帰宅する”という繰り返しで、さらには、痛い目にも合いすぎて、明日が無事くるのか分からないほどでしたが、悩んでいる余裕もなかったので、それはそれで良かったかと(苦笑)

また、一日も気を抜かず、我武者羅に駆け抜ける毎日だったからこそ、自分をより一層鍛えることができたので、全てにおいて強靭すぎる今の自分があるんだって思います。

『園山』での毎日

ここで、『園山』での一場面を少し書かせて頂きます。
台所で「とんとんとんとんとんとん」と、人参を切る包丁の音。
フライパン内で燥ぐ豚肉が奏でる「じゅわじゅわ〜」というメロディー。
鼻をくすぐる醤油とみりんと酒が煮詰った、甘辛くて食欲をそそるいい匂い。
四季を彩る庭の草木等と共に、『園山』の仕込みがスタートしてました。

まずは、駆け足で玄関を入り、階段をのぼるスタッフが、仲間や素材と「おはよう」の挨拶を交わして、エプロンつけて。その日いらして下さるお客様に、
「“今日もよく頑張りました”という自分へのご褒美になってくれたら」
「“明日も元気に頑張ろう”という明日への糧になってくれたら」
「自宅で寛ぐような感覚で、温かい料理を食べてもらえたら」etc…。

そんな想いを抱きながら、日本の旧き良き素材と向き合い、真心の両手で、ゲストも素材も喜ぶ料理に仕上げ、心からのおもてなしを尽くし…また翌夜も、「ただいま〜」と帰ってきて下さるお客様を、満面の笑みと美味しいごちそうでお迎えする。
それが、7年限定の『園山』でした。 

また、大切なお客様に元気を与えるためにも、提供する側も元気でなくてはならないと、自分達の食べるまかないごはんも、かなり栄養バランスと味にこだわった素晴らしいものだったと自負してます(親馬鹿みたいで申し訳ないですが。苦笑)。
働くスタッフも心身共に健やかであることが、お客様が絶えない飲食店の基本だと思うんです。

※働いてくれていたスタッフと

7年間を終えて…

『園山』時代の7年間を振り返ると、大ピンチや予期せぬ大事件が起ころうが(苦笑)、朝昼は他の食の仕事をしながら、お店にも立っていたので、本当によくやってたなぁ。。。と自分に「頑張ったで賞」でも授与したいほどです(笑)。ただ、やはり改めて、『園山』というサロンを作って良かったと思います。

無論、有終の美を飾り、最後まで全うできたのは、支えて下さったお客様やスタッフなくしては語れません。店を閉めて、それぞれの新たな道を歩むようになってからも「みんな元気に楽しく働いてるかな」と、東京の母のような気持ちになってます。
私は私で、また初心に戻り、原点回帰し、自分を救ってくれたきっかけの食材でもある「お豆」により特化すべく、食活動を再スタートしました。

2014年9月9日には、美味しいご縁結び和菓子店『豆園』を開きました。
それからもうすぐ1年が経とうとしてますが、まだまだ書ききれないほどの失敗や経験の繰り返しです。

〜フードクリエイター:園山 真希絵〜