ドイツで最初の難民によるアマチュアクラブESVネアウビングの選手たち【写真:Getty Images】

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 多くの難民を受け入れているドイツでは、サッカー界が積極的に救いの手を差し伸べている。クラブ単位での支援がいくつも公表されるなか、ドイツサッカー連盟(DFB)も難民支援に乗り出した。

 去る7日、DFBは小規模なアマチュアクラブに対しての連帯を示すべく「1-0 für ein Willkommen(歓迎のための1-0)」というキャンペーンの実施を発表した。

 すでにDFBのエギディウス・ブラウン基金とドイツ代表から30万ユーロ(約4000万円)が、UEFAからはドイツ政府を通じて5万ユーロ(約700万円)がこの活動に寄付されている。

 これらの資金はブンデスリーガのクラブではなく、各地に散らばる難民にサッカーをプレーする機会を提供したアマチュアクラブに分配され、今年は800クラブ、来年は600クラブに500ユーロ(約7万円)ずつの助成金が与えられる。

 また、UEFAはチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)のチケット1枚につき1ユーロ(約140円)をドイツの難民支援に寄付することを明らかにしている。これはポルトの申し出により実現したもので、バイエルン・ミュンヘンが寄付を預かって様々な用途に使われる予定だ。

 バイエルン・ミュンヘンもクラブが難民の若者ためのトレーニングキャンプを開催するために100万ユーロ(約13億5000万円)を寄付すると発表しており、ドイツでは各地で難民を救済する動きが広がっている。

 今回のDFBの「1-0 für ein Willkommen」立ち上げにより、ドイツ全体で足並みをそろえて難民を支援していく準備が整った。国が動かない中でもサッカー界ではヨーロッパ全体に難民を受け入れる態勢が整いつつあり、今後も活発になっていくと見られる。

text by 編集部