熱すぎるヲタ「ラブライバー」は、本当に「キモい」のか?
 ここ最近、巷を騒がせているオタクといえば、「ラブライバー」。ラブライバーとは、アニメ化、映画化もされているスクールアイドルプロジェクト『ラブライブ!』のファンのことで、Kis-My-Ft2の宮田俊哉、モデルの市川紗椰など芸能人にも人気があります。

 6月に公開された映画『ラブライブ!』も大ヒット。綾瀬はるか、長澤まさみなど豪華女優陣4人の共演が話題になった『海街Diary』を押さえ、週間興収1位を獲得するほどでした。

◆愛しすぎるがゆえ……

 そんな彼らは、とにかく熱いことで有名。「(キャラの誕生日に)『誕生日おめでとう』ビラを大学の掲示板に貼りまくる」、「『ジャンプ』の巻末でラブライブ! について触れた漫画家の尾田栄一郎氏に噛み付く」など、行き過ぎた“愛”のせいか、ネット上では「キモい」「迷惑」「民度が低い」など、あんまりな言われようです。

 あるアニメオタクも、

「アニソン専用クラブに行ったときに、『ラブライブ!』の曲のときだけ前に出て、ワァーっと騒いでいた男性がいました。気が狂ったような踊りに、周りはドン引きでしたよ」

 と、迷惑ぎみ。しかしなぜ、彼らはこんなにも叩かれるのか。アニメやアイドルなどオタク文化に詳しいライターの久保内信行氏に、ラブライバーの印象を聞いてみました。

◆周りに引かれてナンボの世界

「まず、『若いな〜』という印象です。30代もいますが、大学生〜20代前半がメインじゃないですか。

 それから、目立ちますよね。缶バッジを何十個も服やバッグにつけて集団で歩いている、“デコトラ”みたいな外見。愛を表現するのが、缶バッジですから、はたから見たら異様に見えるでしょう。しかも、その姿がツイッターとかで一気に拡散する時代ですからね」(久保内氏)

⇒【YouTube】「ラブライバー四天王がレベルアップしててワロタwwwwwww」(出典:エンタメS)https://youtu.be/wh7tznhozFk

「AKBヲタもラブライバーもそうですが、『いかにお金と時間をつぎ込んだか』が愛情の証明になります。もっともっとつぎ込むことが、自分の中で『いいことをしている』となる。だから、気味悪がられるのは勲章というか、『周りに引かれてナンボ』なんです。

 ライブに何度も通う、同じCDを何枚も買うような“AKB的受容のされ方”が一般化して、それがアニメに向かったのがラブライバーなんでしょうね。そういう楽しみ方をしたい人のいい受け皿だったんだと思います」(同)

◆一年後も話題になるのかな?

 では、当の本人たちはどう思っているのか。ラブライバーのT・O(女性)さんに話を聞きました。

「私の身近でなにかが起こったわけではないし、本当に(迷惑行為をする人が)いるのかなという感じです。仲間からも、そんな話聞いたことありません。確かに、悪いことを100%やっていないというわけではないでしょうけど、人気だからこそ悪目立ちするところはあると思います。

 それに、新ジャンルは叩かれやすいですよね。『うたの☆プリンスさまっ♪』(女性向け恋愛ゲーム、のちアニメ化された)も今は落ち着いたけど、最初はすごかった。

 芸能人と一緒で一度叩かれ始めると止まらないし、逆に一年後もこんなに話題になるのかは疑問です」

 とある日曜日、検証のため、「ラブライブ!」とコラボ中の“聖地”「神田明神」に行ってみました。猛暑の中、コラボグッズ売り場に並んでいたのは、ごく普通の若者たちばかり。派手な服装やおかしな挙動で注目を浴びる、ということはありませんでした。

※【次回】「ヲタ同士のマウンティング」もイメージ悪化の原因?

<TEXT/女子SPA!編集部>