Doctors Me(ドクターズミー)- 最悪抜歯することも!?妊娠性エプーリスってなに?

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妊娠中におきて、ひどいと抜歯したりしなくてはならなくなる可能性もある妊娠性エプーリスという病気をご存知でしょうか?
今回は、この妊娠性エプーリスについて原因と治療法、予防法を医師に解説していただきました。

エプーリスって何?

エプーリス (epulis) とは、ギリシャ語が語源となっており、「歯肉のできもの」という意味です。歯肉腫とよばれることもあり、歯肉の部分に限局してできる良性の腫瘤(しゅりゅう)のことをいいます。プラークや歯肉縁炎など、慢性的な炎症があったり、歯冠が合わなくて、歯肉に機械的な刺激が慢性的に加わったり、ホルモンのバランスなどが原因して起こることが多いとされています。

妊娠性エプーリスの原因は?

妊娠性エプーリスは、妊娠によって起こる女性ホルモンの変化が原因となって起こるといわれています。妊娠することによって女性ホルモンのバランスが変わると、だ液の量がへります。唾液は、口の中の菌の量が増えすぎないようコントロールする作用がありますが、口の中が乾いてしまうことによって、この効果がなくなってしまいます。よって歯周病などが起こりやすくなってしまいます。加えて、妊娠中は免疫力も落ちるため、これらの炎症が起こりやすくなり、その結果としてエプーリスが起こるといわれています。

エプーリスの症状としては、歯間部など歯肉に腫瘤ができ、痛みや出血があります。ゆっくりと大きくなり、それに伴ってひどくなると歯が傾いたり、歯の間が開いてしまったり動くこともあります。

エプーリスの治療法は?

エプーリスになった場合、分娩後に根本的な治療を行うことが多いため、妊娠中はしっかりと歯磨きやクリーニングをし、口の中を清潔に保つようにします。歯ぐきのマッサージや歯石除去をおこないます。

【医師からのアドバイス】

エプーリスにならないためには妊娠する前から、歯垢や歯石のを取り除き、口腔内を清潔にしておくことが大切です。歯周病の疑いがある時は、早めに治療し、普段から歯磨きをしっかりと行い、口腔内の歯間などをきれいな環境に保つことが予防となります。

(監修:Doctors Me 医師)