逞しい肉体は男らしさの象徴だ。厚い胸板に広い肩幅、太い腕、そして割れた腹筋…こうした筋肉ボディーを作りあげれば、男としての自信もますます持てるはず。
 「セックスの強い男性は、鍛えていることが多いんです。実際、筋肉をつけることで男性ホルモンの分泌が良くなり、精力も高まります。ただし、それ以上に“ムキムキボディーを持っている俺”という自信が、アッチの強さに影響を及ぼしていると思います」
 こう語るのは、元AV女優でスポーツジムのインストラクターでもある竹下ななさん。

 EDとなる要因の8割が“心因性”だ。つまり、ほとんどのED患者が「中折れしたらどうしよう」、「勃起しても柔らかかったら笑われそう」といった不安を抱いているため、勃起しにくくなるのだ。
 「また、昔スポーツをしていた方に多いのですが、若い頃は筋肉質だったのに、加齢とともに脂肪でブヨブヨ。そんな自分に自信が持てず、『女の前で脱ぐのが恥ずかしい』という気持ちにもなるみたいですね」

 要は鍛え直すしかないのだが、今さらトレーニングをする体力も気力もない方が多いことだろう。しかし、ご安心あれ。日々のトレーニングなどしなくても、筋肉質に見せる方法はあるのだ。
 「いわゆる“パンプアップ”を起こさせるのです」

 筋トレ経験者なら説明するまでもないが、パンプアップとは負荷のかかったトレーニング後、“一時的”に筋肉がデカくなることだ。
 「筋トレによって疲労した部分を早く修復しようと、人体は栄養分を補給したり老廃物を運び出す働きのある血液やリンパ液を、筋肉に流し込もうとするのです。このとき、筋肉が大きくなるんですね」

 むろん、これは一時的なものであって個人差はあるが、トレーニングから1〜4時間後には、だいたい元のサイズに戻る。
 しかし、考えてほしい。女性がシャワーを浴びている間、パンプアップさせてしまえば、いざ脱いだときにいつも以上に筋肉が浮き出た体になっているのだ。
 「肝心なのは、わずかな時間でパンプアップさせるトレーニングです。当然、器具などは使っていられないので、自分の体のみを使う。なかでもパンプアップ率が高いのは、“クラッピング・プッシュアップ”です」

 まず、プッシュアップ(腕立て伏せ)の姿勢となる。そして、肘を曲げてアゴが床につく程度まで下ろしたあと、腕を伸ばす瞬間に上体をジャンプさせるのだ。
 「ジャンプするのと同時に、両手をたたく。そして、着地。普通のプッシュアップに比べると高い負荷がかかるため、胸や腕の筋肉がパンプアップしやすいのです」

 ただ、難しいトレーニングなので無理は禁物だ。もし上体を浮かせることができなければ、“ゆっくりした動き”で大胸筋や上腕三頭筋を意識しながら、普通のプッシュアップを行う。
 「やらないよりはやったほうがずっとマシです。トレーニング負荷の度合いにもよりますが、パンプアップ時は通常の胸囲よりも2〜3センチ太くなることもありますよ」

 一時的であれ逞しい体になれば、自信をもってベッドで彼女をリードできるぞ!

竹下なな
精力料理研究家。元AV女優であり、現在はヨガインストラクターとして活躍。大の料理好きでもあり、精力アップのための食材を使った簡単料理を日々、研究している。近著に『セックスが危ない!』(三和出版)。