バービー人形はインスタがお上手(やがて哀しきInstagram)

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旅行にいって撮った素敵な写真や、カフェで注文したカプチーノの写真。バービー人形と素敵な写真たちがアップされるInstagramアカウントが人気だ。しかし彼女の姿が映すのは、世の中に対する風刺にほかならない。

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2/16ポートランドの人気のお店で。

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3/16「朝10時に目を覚ますと、光と霧のつくる世界がすごく素敵だった」

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4/16「世界各地を旅して、わたしの写真で人々に影響を与えられる。これって、ほんとに素晴らしいことよね」

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5/16「コーヒーを飲みたいけど、ほかにやることもあるし、眠いし」

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6/16「やりたいことを、探してる」

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7/16「正しいフィルターを選ばなきゃ。伝えたいことをちゃんと伝えるにはね」

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8/16「いつも同じコーヒーのように、とはいかないの」

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9/16「スクリーンセーバーにするなら、どの風景の写真がいいかな」

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10/16「ハンモックで1日ゴロゴロして過ごすの」

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11/16「コミュニティを求めたいとき。それはほんとは『別の何か』を求めてるということ」

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12/16「コーヒーセットをもってハイキング。頂上で、コーヒーをいれて撮影」

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13/16「素晴らしいことは、決して心地よいところから来るわけではないわ」

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14/16「週末、山への冒険旅行の準備!」

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15/16「7月4日は、独立記念日」

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16/16「誰もが違う。誰よりも優れているわけじゃない」

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「本物のような写真でしょう?」

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ポートランドの人気のお店で。

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「朝10時に目を覚ますと、光と霧のつくる世界がすごく素敵だった」

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「世界各地を旅して、わたしの写真で人々に影響を与えられる。これって、ほんとに素晴らしいことよね」

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「コーヒーを飲みたいけど、ほかにやることもあるし、眠いし」

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「やりたいことを、探してる」

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「正しいフィルターを選ばなきゃ。伝えたいことをちゃんと伝えるにはね」

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「いつも同じコーヒーのように、とはいかないの」

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「スクリーンセーバーにするなら、どの風景の写真がいいかな」

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「ハンモックで1日ゴロゴロして過ごすの」

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「コミュニティを求めたいとき。それはほんとは『別の何か』を求めてるということ」

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「コーヒーセットをもってハイキング。頂上で、コーヒーをいれて撮影」

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「素晴らしいことは、決して心地よいところから来るわけではないわ」

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「週末、山への冒険旅行の準備!」

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「7月4日は、独立記念日」

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「誰もが違う。誰よりも優れているわけじゃない」

「彼女」はピンクのコルベットを「スバル」に乗り替え、ハイブランドのハンドバッグを「Filson」のリュックに持ち替えた。メガネは「Warby Parkers」だ。

Instagram(インスタグラム)上のバービー人形は「#本当」の「#社交的」な生活を謳歌する「Instagramの達人」だ。しかしてそのInstagramアカウント「Sociality Barbie」が示すのは、“素敵な”見た目とは裏腹の「SNSでの写真投稿への風刺」、なのだ。

異国での物思いに耽ったセルフィーに芸術家気取りのコーヒーの写真、そしてそれらすべてをちょうどいい具合に加工するフィルター。Instagramは、ライフスタイル誌『Kinfolk』の記事を眺めるような“審美的な”人(と、彼らがアップした写真)にあふれている。

このバービーのアカウントを実際に運営しているのは、オレゴン州ポートランド市に住むウェディング写真家で、真実味を保つためにも匿名での運営を続けていこうとしている。彼女は約3カ月前にこのアカウントを立ち上げ、「#本当の生活を」だとか「#社交的」といったハッシュタグで写真を載せる人々を揶揄している。

「みんな同じ場所で同じ写真を撮り、同じキャプションをつけているのに過ぎません」と彼女は言う。「人形を使ってわたしの考えを分かってもらう、いい方法はないか?と考えたんです」

Socality Barbieのフォロワーは現時点で7,000人を超え、日々増え続けている。「バービーと自分を重ね合わせられるからじゃないかしら」と写真家は言う。「自分のInstagramがそっくりだったり、あるいは、知り合いのInstagramがそうだったりするのよ」

"Folk Lyfe. Shout out to all the hunters out there making hip photos like this possible. #instagoodmyphoto #vsco #vscocam #socality #liveauthentic #livefolk #kinfolk #visualcoop #getoutside #letsgosomewhere #neverstopexploring #exploreeverthing #explore #adventure #lifeofadventure #pnw #pacificnorthwest #thatpnwlife #northwestisbest #thegeatpnw #greatnorthcollective #socalityportland #pdx #communityfirst #oregon #upperleftusa #peoplescreatives #wildernessculture #instagood #herpnwlife

socalitybarbieさん(@socalitybarbie)が投稿した写真 -

お洒落に着崩したバービーの洋服は多くの場合手づくりで、ニットキャップを手袋の指の部分からつくったりしているようだ。身に纏ったペンドルトンのブランケットは、フェルトの切れ端に柄を手描きしてそれっぽく見せているが、このアカウント上に限っては、これらはすべて「本物」だ。

スクロールして写真を見ると、あるときは乱れた髪にニット帽を斜めにかぶり、湖を眺めながら人生をじっくり考えているバービーがいる。またあるときは、ソルトアンドストロー[ポートランドで人気の手づくりアイスクリーム店]でヴァニラ&ハニーラヴェンダー味のアイスクリームを見せびらかしている。

Socality Barbieを生んだ写真家は、これらのInstagram投稿が人気な理由を理解している。人はみな息をのむような素敵な山や海の写真が好きだが、こんな終わることのない「目の保養」に虚しさを感じているはずだ。

「眺めている写真は確かに素敵なのでしょうが、それはごまかしに過ぎません。誰も実際にはこんな写真のようには生きていないし、やり過ぎると飽きてしまうのです」

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