アウトデラックスで「OUT!」 ロックフェス『夏の魔物』主催者の成田大致って?
 先月、バラエティー番組「アウトデラックス」に登場するや否や「OUT!」の烙印を押された成田大致。青森県出身の28歳。19歳のときに一人でロックフェス「夏の魔物」を旗揚げした。

 アーティストに自らメールや出待ちで直接交渉し、これまでの出演者はBRAHMAN、でんぱ組inc.、サニーデイ・サービス、ギターウルフ、神聖かまってちゃん、まんしゅうきつこなど、超豪華、かつ統一感のなさがマニアに爆発的にウケており、今年で10回目の開催となる。

 敏腕プロデューサーの一面を持つ成田だが、どこがOUTかというと、過去9回のフェスのうち8回は赤字。2013年は1200万円にも上った……。一体どうやって返済を工面したのか?「おじいちゃんに土下座した。土地とか山を持っているみたい」とのこと。つまり、思いっ切り“すねかじり”だったのだ。しかし、今後は自分の力で何とかすると公言しており、9月12日に開催されるフェスに向けて期待は高まるばかり。

 そんな成田は、大のプロレスファン。アーティストに直接交渉するようになったきっかけも、格闘技漫画『1・2の三四郎』(小林まこと)の主人公・三四郎が、各団体の選手に挑戦状を送るくだりに影響を受けたという。

 2013年、プロレス×ロック×アイドルを融合したエンタメユニット「DPG」を結成。メンバーはプロレスラーのアントーニオ本多、特撮マニアの大内ライダー、そしてボーカル成田大致。2015年に入り、グラドルの塚本舞、覆面少女ケンドー・チャンが加わり、「夏の魔物」と改名して、先月メジャーデビューを果たす。プロレスとロックとアイドルという、これまでにないエンターテイメント集団となった。

 記者会見では、デビューシングル曲の「恋愛至上主義サマーエブリデイ」のお披露目と、同曲のギタリストにGLAYのHISASHI、作詞に後藤まりこが参加することが発表された。夏の魔物メンバーが歌って踊る最中、突如ヒール軍団「ブラックDPG」が登場。会見中、大乱闘となった。ロックの余興としてプロレス、ではなく、むしろプロレスがメインのような気さえする。この日の観客も、半数以上がプロレスファンと思しき人たち。アントーニオ本多が繰り出すバイオニックエルボーに太い歓声が上がった。

⇒【YouTube】【夏の魔物】「恋愛至上主義サマーエブリデイ」MV https://www.youtube.com/watch?v=BC7pJWFgzSM

 猪木信者という成田。モットーは「迷わず行けよ、行けば分かるさ」だという。プロレスファンを取り込み、さらなる飛躍を期待したい。

<取材・文/尾崎ムギ子>

●AOMORI ROCK FESTIVAL’15〜夏の魔物〜
2015年9月12日(土) Open 06:30 / Start 07:00 予定
青森県東津軽郡平内町夜越山スキー場
公式ユニット『夏の魔物』オフィシャルサイト
http://natsunomamono.com/dpg/