毎日の「つらい」が「楽しい」に変わる!朝晩1分でできる「Happy脳」習慣

写真拡大

毎日の生活習慣にほんのちょっと加えるだけで、ストレスがたまりにくくなって、楽しい毎日が過ごせるようになるならば、試してみたいと思いませんか?

「『苦しい』が『楽しい』に変わる本」の著者である精神科医の樺沢紫苑さんに、脳のメカニズムをふまえ、「Happy脳」になるためのプラスポイントを教えてもらいました。どれも、一日のはじまりとおわりに手軽にできるものばかりです!
1:朝起きたら朝日をたっぷりあびよう
網膜から入る朝の光は、脳の「セロトニン工場」にスイッチを入れてくれます。「セロトニン」は「今日も一日頑張るぞ」という元気の源になる脳内物質で、朝から午前中に活発に生成され午後に減っていってしまうもの。「セロトニン」は朝の光をあびた瞬間から合成がスタートするので、カーテンを開けたまま寝るのも一案です。目覚まし時計が鳴るころには「セロトニン」が合成されはじめているので、無理せず起きられ、はつらつと一日がはじめられます。

2:朝ごはんはよくかもう
1日の元気をくれる「セロトニン」は「よく噛む」ことでも活性化されます。「セロトニン」は「モクモグ」というようなリズム運動が大好き。そして脳はブドウ糖を栄養にしていますから、きちんと食べることで体に「1日のはじまりですよ」ということを教えてあげられます。朝ごはんを食べないと低血糖のために体温も上がらず、脳も体も寝たままに。朝ごはんを毎日食べる子と食べない子の試験平均点は20点も違うというデータもあります。

3:メイクのときは鏡を覗くついでに笑ってみよう
朝のメイクために鏡の前に座ったら、しばしニッコリ笑ってみましょう。本当は楽しくなくても、「楽しい気分だ」と脳が判断し明るい気分になれるんです。また、「苦しいときこそ笑って辛さを緩和する」練習にもなります。ちなみに私の趣味は加圧トレーニングですが、「もう限界」というところまで追い込まれたら目の前の鏡に向かって笑ってみます。すると不思議とラクになって最後までやりとげることができます。

4:今日やることを書いてみよう
朝のうちに今日やるべきことを重要な順に書き出し、目に付くところに貼ってみましょう。目標を設定するだけで「ドーパミン」が「よし頑張るぞ」モードにしてくれるうえ、やり終えて斜線で消すという行為は達成感をくれます。頭のなかで「今日これとあれやろうかな」となんとなく考えているだけでは、あやふやで終わってしまいがち。書きだすことで「やることを覚えておく」ための脳のスペースもあけることができますよ。

5:夕飯の時は家族で「今日あったいいこと」を話そう
夕食時に家族が集まったら「今日あったいいこと、楽しかったこと」をひとつずつ報告しあうといいですね。どうしても人はつらかった、大変だったことを先に話したくなります。もちろんそういうことを話してもいいのですが、最初に「いいこと」を話すことで場が和み、笑顔が増え、辛い気分が薄まります。話題になる「いいこと」を意識して探す習慣もつくでしょう。

6:寝る前に「楽しいこと日記」をつける
“楽しいこと”日記やブログもいい習慣です。楽しいことだけにフォーカスすると、つらいことに注意がいかなくなりラクになれますよ。ソーシャルメディアなら他の人のコメントがつくのも楽しいもの。ただし、他人の目にふれるものなので、内容はくれぐれも楽しいことのみにしましょう。嫌なこと、つらいことを書くなら他人の目にふれない日記にして「原因を振り返って反省し、教訓だけ記憶にとどめたらすっぱり忘れる」ために利用すると割り切ってくださいね。

­

<プロフィール>

樺沢紫苑 先生

精神科医。1965年札幌生まれ。札幌医科大学医学部卒業。道内8病院での勤務・米国留学後、樺沢心理学研究所を設立。インターネットなどを通じ、累計35万人に精神医学、心理学、脳科学の知識や情報を発信中。

­

文/和田玲子

※出典:雑誌『Como』(主婦の友社)/『Happy脳になるヒント』より

写真© Paylessimages - Fotolia.com